結真とメルティア その2(改)
「セリフ。」 。を削除しました。内容は変わりません。
わたくし、メルティアはとある遺跡(通称:ターニャの崩落遺跡)で健やかに眠りについておりましたのよ。
だけど、一人の冒険者(ターニャ)さんが、ここ(遺跡)をギルドにお知らせしちゃったらしいの。そしたら、後から後から冒険者さんがやって来て「眠れませんことよ?」って、わたくし、起きてしまいましたの。
厳かな雰囲気の鍾乳洞の広間で、わたくし、毎日の糧(魔石)に感謝のお祈りをしてましたら、冒険者さんたちに見つかってしまいましたの。忍び足で近づいてきて、わたくしを凝視しておりましたのよ?
覗きなんて、無粋にもほどがありますわよね?きちんとギャランティを提示して頂きたいですことよ?
お祈りの姿なんて見られてしまうと、なんだかこっぱずかしくなってしまいますわ。わたくし、マナ・ジェットで跳躍してその場を去りましたわ。
残された冒険者さんたちが、呆気にとられてわたくしの顔を見てましたわ。顔に何か付いていたのでしょうか、思わず手で拭いましたわ。
わたくしがお祈りしてた遺跡の全容が見えるくらい高く飛んでいたら、ここ砂漠のど真ん中でしたの。
眠りに就いた時はまだ森が茂ってましたのに……気づけば砂漠。
どうやら少しばかり眠りすぎてしまったようですわね?
そしたらなんだか、遥かに遠いところ(砂漠抜けちゃうくらいかな?)
叫び声?みたいなのが聞こえて来たんです。そちらに意識を傾けたら『助けて』って、おっしゃっていたんですのよ?なんだか、面白そうだから行ってみることに致しましたのよ。(ホントはお声が一番お若そうだったから。なんですけどね?うふふ)
ビューンって風を切って……ジャンプを5回くらい繰り返しましたのよ(自分でもよく覚えてませんけど)
ただ、砂漠地帯を越したのはわかっておりますけど。
なんだか、全身青い服を着た男のひとが右往左往していて
三匹のトロルさんに追われているようでしたの。
一対一ならともかくも、一対三って酷くないですか?わたくし、いてもたってもいられず、いまにも襲い掛かろうとする一匹を蹴り飛ばしましたわ。
そうしてわたくし、メルティアは
──青い衣を纏った運命の方と出会ってしまいましたの――
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