無職だけど神様に気に入られて異世界転生した俺、最強スキルで今日も無双する

ゆずの しずく

プロローグ

「……終わった」


雨が降る東京のビルの屋上で、俺は一人、空を見上げていた。

三十歳目前、彼女なし、金なし、希望なし。唯一あったのは、ブラック企業での日々と、積み上がった未払い残業代だった。


「せめて、異世界とか行けたらなぁ……」


そんなことを呟いたその時だった。


突然、目の前に金色の光が現れた。


「見つけたぞ、人の子よ」


目の前には、神々しさすら感じる白髪の青年。白いローブに、浮かぶ金の輪。……見たことあるぞ、こういうの。


「……天使?」


「いや、神だ」


嘘だろ。マジで神様出た。

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