カクヨムコンに抗う!――ポンコツ★ゼロ戦士の戦い!!
霧原零時
《前編》 ポンコツ★ゼロ戦士、無風の空へ発進せよ!!
■はじめに
テンプレ? 知らねえッ!!
導線? ねえよッ!!
評価? ゼロだァッ!!
文章力? ……ポンコツに決まってんだろォ!!💥
――星を持たざる者。
そう、その俺がカクヨムコンという地獄の戦場に突撃したッ!!
人気作家たちは、ランキングの大空を無双するエースパイロット!
更新後たった数分で★と感想を「はい撃墜!」「はい撃墜!」と積み上げ、勝利の笑みをドヤ顔でキラリンさせてくるッ!!
一方、そのころの俺は……。
PV4!(うち1は自分)、そして★ゼロ、ゼロ、ゼロォ!!
感想欄は真っ白、無線も届かず……。
戦場に立ってるのに、敵どころか、味方にも気づかれていない。
――まさに“不可視迷彩”の新参兵だった。
でもな、だからこそ意味がある。
誰にも気づかれなくても、俺たちポンコツ★ゼロ戦士にとって――
「書く」という行為そのものが、最大の“抗い”なんだ!
このエッセイは、
・無名で、
・テンプレ苦手で、
・導線ゼロで、
・文章力もポンコツな俺が、
カクヨムコンという大空に挑んだ記録である!
……いや、正直に言う。
挑んだつもりが――相手にもされなかった話である!!(ドーン!)
■第1章
「作品力で勝負」は幻想だッ!!
――カクヨムコンは読者争奪の戦場だァ!!
聞けェェェッ!!
カクヨムコンは――“いい作品が必ず勝つ場所”じゃねえッ!!
(※誤解するな! いい作品ももちろん勝つ! でもそれだけじゃ勝てねぇんだッ!!)
真実はひとつッ!!
「読まれなければ、存在しないのと同じ」ッ!!
俺の初投稿、満を持して21時ジャストに放った――必殺技「新作爆撃」ッ!!
1年かけて構想を練った、怒涛の新作――『戦国の封獣』!!
結果は……アクセス1(俺)/★ゼロ/感想ゼロ――大爆死ィィ!!
沈黙、無反応、世界は一ミリも動かなかった。
――これが、現実ッ!!
※“勝てる土俵”の探し方ッ!!
――まずは、自分の「必殺技」を知れェェ!!
キャラの掛け合いが得意なら、その拳を青春ジャンルに叩き込め!
尖った設定があるなら、SFや異能バトルの空でぶちかませッ!!
王道テンプレを正面突破できなくてもいい。
ほんの少し外れた場所に、自分だけの武器を置ければ――そこは立派な戦場になるッ!!
俺の武器は「シリアスな世界観 × コミカルなキャラの掛け合い」!
全集中でそこに振り切って、構成を組み直したァ!!
で、結果はどうだ……ナメてた。
アクセス数:2(俺がもう一回見に行った)――やっぱり無風ッ!!
現実は、うちのホットコーヒーより苦く……しかもスティック砂糖すら入ってねぇッ!!
■第2章
テンプレ嫌いでも、“入口”はテンプレ風で擬態せよ!
――俺のどこかで心が叫ぶッ!!
「俺の奥義は**『テンプレ拒絶掌』**ッ!!」
だが真実は……テンプレすら満足に書けねぇ己の未熟さだったァ!!
ランキングで暴れ回るテンプレ使いの猛者たちを見て、
「そんなの誰でも書けんだろ!」と毒を吐いたこともある。
だがそれは――ただの嫉妬ッ!!
「そんなセリフ、★百個もらってから言えよ!」
俺の中の何かが、耳の中で笑ってやがる!!
だから俺は――戦術を変えた。
読者の習性を逆手に取る、禁断の奥義を……!!
その名も――
必殺技『テンプレ詐欺戦法』ッ!!
タイトルで“読者の心”を捕捉し、油断させるッ!!
そして、プロローグで「おっ、これテンプレじゃん」と思わせ、
本文で「なんだこれッ!?」と違和感の弾丸を撃ち込む――三段突きィ!!
そこで俺は、タイトルをこう変えた!!
『断罪された悪役令嬢、婚約破棄された翌日に聖女へ転生したけど、
なぜか追放勇者の従者としてモフモフとスローライフしてたら、
国ごとざまぁされたような夢を見た男の《戦国の封獣》』
読者は「最初だけ見て、はいはい、テンプレね~」と安心する。
だが読み進めた瞬間――
**「なんだこれ!?」「方向性おかしくね!?」**と脳がバグる!!
これが俺の“初手擬態戦法”だッ!!
テンプレで釣って、オリジナルで殴るッ!!
――その読み手、油断した瞬間が1PVゲットのチャンスだァ!!
【テンプレ詐欺戦法:実例】
『追放された俺が辺境でパンを焼いてたら、元パーティが全滅したらしい』
→ 実際は、人間関係の修復と赦しの物語!!
『スキルなしの俺が、なぜか魔王軍の作戦参謀に!?』
→ 実は“敵の心理を読む”スキル持ちだった軍略バトルッ!!
テンプレをなぞるんじゃねえ。
“期待を外す仕掛け”を込める――それが、俺の流儀だッ!!
【裏切り構成の奥義例】
・最強スキル → 実は精神を削る呪いッ!!
・ハーレム → 全員スパイ、あるいは幻覚ッ!!
・ざまぁ系 → 誤解が原因ッ!! 主人公は復讐しないッ!!
俺はその奥義を急造し、プロローグだけを偽装した……。
読者はテンプレに安心し、違和感に引っかかれば、そこで足を止める。
だが――止まっても、中には去るやつもいる!!
「これ、おれの求めてるもんじゃねぇ!」と叫び、爆散していくやつも多いだろう!!
それでもいいッ!!
俺はその戦法で――PV8を叩き出したんだッ!!
ヨシヨシ、してやったりィィ!!(ドヤ顔)
プライド? 恥じらい?
そんなもん、勝ってるやつが持つもんだろ。
素っ裸で――“なんでもあり”で突っ込めるのが、弱者の特権じゃねぇか。
◇
次回――【後編】感想は召喚魔法!? 深夜一時解放拳炸裂!?
ポンコツ★ゼロ戦士たちの抗いはまだ続くッ!!
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