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平成コギャルとパンチドランカー

平成コギャルとパンチドランカー

柳屋玄吾

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★12
4人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • セイシュウ
    109件の
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    ★★★ Excellent!!!

    平成コギャルの裏側に潜む、じっとりと生々しい“都市怪異”連作ホラー

    平成という時代の空気感と少女たちの日常、その中に静かに潜む「異界」の存在がとても巧みに織り込まれていて、ぐいぐい引き込まれました。カオリンとウーロンの軽妙なやり取りが物語全体に柔らかなリズムを生み、怖さとの緩急がとても心地よいです。
    1話ごとの怪異はそれぞれ異なる顔を持ち、どれも現実と地続きだからこそ背筋がひやっとする。特にプリクラやQ2のエピソードは当時の空気を知る人間には懐かしさと怖さが入り混じり、とても印象的でした。
    全体を通して、怖さの中に少女たちの小さな成長や繋がりも描かれていて、読後感が冷たくなりすぎず、じんわりと余韻が残るのが素敵だなと感じます。(*^-^*)

    • 2025年6月12日 08:39