ガストはいいぞ。

企画の趣旨に沿った瑞々しい青春を味あわせていただきました。
インパクトのあるタイトルから、ガストのストがどう絡んでくるのか?と気になりましたが、そこはあくまで副菜。恋の始まり前、淡い感情が丁寧に描かれており、私も同じガストにいて2人を遠巻きに見守っていたかのような臨場感が味わえました。
主人公の女子生徒、1人でファミレスに居座り豪快にうな重と抹茶ゼリーを味わっていたかと思えば翌日は冷麺にパフェ、さらにその翌日はステーキガストと、なかなか天衣無縫にお食事を楽しんでいる面白い方です。〝彼〟においては彼女のそういった部分に惹かれ、さりとて近づき方がわからず、わざと同じ料理を頼み続けることで気を引こうとしていたんじゃないかな……?と、勝手な妄想に走らせていただきました。