🗡️🐺Roda『The One Who Opens the Door to the World』(ローダ・世界の扉を拓く者)~意志秘めたAIが拓く穢れ無き恋路~
Prologue B Part 『A failed country takeover(出来損ないの国盗り)』
Prologue B Part 『A failed country takeover(出来損ないの国盗り)』
とある島国の城内にある兵舎。時は深夜、日付が変わり既に2時間経過。
兵舎の中。
その建物の裏側で息を殺しながら
顔こそ
もう1名は身体が
そして庭園の真ん中には、
されど自ら動いて戦う出番は
黒い剣士の背後には立派な庭木が2本、植樹されている。
左の木の裏には顔色まで
右の木陰にはローブを
「然し何故、
黒い剣士が口を開いた。全ての言葉が
彼の云う『小賢しい学者』は、確かに賢しい。
黒い剣士は国の
その黒い影に潜み、アルファベット書かれたボタンが並ぶ機械を
黒い剣士が指摘する『例の街』──。
それは、カビ臭漂うこの城下町など足元にも及ばぬ、世界唯一の
「貴方は絶対的な神に
学者と呼ばれた男。
金縁眼鏡の位置を直しながら神の座狙う者を
「ククッ……。言い寄る。まあ良かろう」
またも
この学者の
──むぅ?
「我の渦中に潜む女神よ。
黒い剣士が
「──何か?」
「
小賢しい学者に
黒い剣士が
従者達が待ち
兵舎の裏側で
「
爆弾を仕掛けた女性。
城壁の通路にいた剣士はローブを脱ぎ捨て
「弱過ぎる、それでも国を守る兵士か」
蒼い眼した
剣で語る間もない争いを
もう一人の戦士は『待ちかねた!』とばかりに
当然小屋が壊れる激しい音が辺りに響く。見張り小屋の兵士2人は、叫ぶ間もなく戦士の拳で頭を吹き飛ばされ絶命した。
「フンッ! 準備運動にもなりゃしねぇ!」
鼻息混じりで小屋毎吹き飛ばした跡を見る筋肉質な女性。まるで暴れ足りない様だ。
「
黒い男はその目から赤い熱線を全周囲に放出。当たるもの全てに風穴を空けた。特徴的な耳からして人でないのは明白。それにしても異様が過ぎる。
右の大樹に隠れていた銀髪が背負っていたボウガンを構え、即座に鉄球を撃つ。鉄球は赤い熱線が
そして寝所で
「ケッ!
銀髪の女、最大の獲物を殺ったにも拘らず文句を
どうやら彼女本来の殺り口ではないらしい。
<挿絵>
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