第13話 因縁の激突!100年越しの終焉!
ルナティアの聖なる輝きに導かれ、俺とミオは100年前、ヴェルザドールの闇が世界を呑み込むその刹那へ――。
赤い月の呪いが俺たちを塵に変え、暗黒竜が咆哮を上げる運命の瞬間を打ち砕くため、俺たちは次元の狭間を雷鳴の如く突き進む!
魔宮、闇の祭壇――召喚の広場。
漆黒のローブをはためかす魔皇帝ヴェルザドールが、冷酷な高笑いを轟かせる。
「グハハハハハ! 愚かな勇者よ! ルナティアの血よ! 永遠の闇に沈め!」
暗黒騎士団の重装兵が鋼鉄の鎧をガシャガシャと鳴らし、赤蛇旅団の剣士が血に飢えた刃を振り上げる。
帝国軍は万を超える兵力で宮殿の周囲を埋め尽くし、その圧倒的な軍勢がセレンディア軍を蹂躙。
セレンディア王国の兵士たちは折れた槍を握り、喘ぎながら後退する。
矢が空を切り裂き、盾が金属音を立てて砕け、倒れた兵の呻き声が戦場に響く。
赤い月光の下、ヴェルザドールの宝玉が不気味に脈動し、闇の魔力が大気を歪ませる。
セレンディア軍、壊滅の危機。
ヴェルザドールが宝玉を掲げ、傲慢に宣言。
「全ての希望は消えた! 古代魔法は滅び、余の覇業を阻む者なし! 今こそ暗黒竜を呼び覚まし、世界を闇の深淵に叩き込む! 出でよ、『暗黒――』」
――ガシャアアアアンッ!
次元が砕け散る爆音とともに、俺とミオが白銀の光を纏い、戦場に降臨!
「待たせたな、ヴェルザドール! 地獄の底からカムバックだ!」
ヴェルザドール、超唖然。
「――何!? 今、余の呪いで塵に変えたはず! ルナティアの娘も共に! 貴様ら何者!?」
俺、拳を握り締め、史上最高のドヤ顔で一喝。
「主人公だ!! バカ野郎! てめえ、俺のヒロインたちを泣かせやがって! ぶっ潰す!」
ミオ、モフキュン尻尾をピクピクさせ、鋭くツッコむ。
「タケル、ヒロインって……私だけでいいよね?」
「ミ、ミオ、もちろんだ! でも……みんな俺の仲間だぜ!」
「小賢しい! 何度蘇ろうが無駄だ!」
ヴェルザドールが顔を歪め、嘲笑を響かせる。赤い月の光を宝玉に注ぎ、呪いを解き放つ!
「ぐおっ!?」
「タケル!!」
体が鉛のように重い……! ニャルの首輪と同じ感覚! ヤバい、呪い対策考えてなかった……!
『――月の女神よ、我らに力を!』
神秘的な声が戦場に響き、赤い月光が青白い輝きに変わり始める。ヴェルザドールが動揺し、咆哮。
「赤き月が……! 余が宝玉を握るというのに……!?」
俺たちの背後から100人余りの人影――モフキュン耳のルナティア族が荘厳に登場!
「あり得ん……純血のルナティア族は全て滅ぼした……! なぜだ!」
ルナティア族の族長が静かな威厳を放ち、声を轟かせる。
「我らが先祖、勇者ニャルの預言に従い参った! ルナティアの月は今宵再び輝く!」
ニャル!? あの後……助かってたのか!? さすが俺のハーレムメンバー!
ルナティア族が一斉に手を掲げ、月の女神の祈りを唱える。青白い光が戦場を包み、呪いの重圧が霧のように消滅! 俺の体が軽くなる!
「ルナティアの月よ、勇者を守り、闇を祓え!」
ヴェルザドール、ブチ切れ絶叫!
「おのれ、愚民ども! 月の力が余を侮辱するか! 暗黒騎士団、全軍で殲滅せよ!」
暗黒騎士団の魔術師が黒炎と雷を放つが、ルナティア族の光の結界が全てを弾き返す! 鉄壁の守り!
その瞬間、戦場の中央にキラッキラの魔法陣が炸裂!
ミラノス・アカデミアの魔法騎士団が雷鳴と共に降臨!
「ミラノス魔法騎士団、勇者を援護する!」
ヒゲの騎士団長を先頭に、統率された動きで戦場を席巻!
後方には金髪ツインテのセーラ、ポニテのオリビア、メガネのエスター、ゴスのクロエ、地味かわ癒しのリリが銀鎧に身を包み、新米騎士団員として参戦!
仲間パーティ、フルメンバー揃い踏み! その輝き、マジで目が眩むぜ!
さらに、魔法騎士団のヒーラー部隊が素早く動き、傷ついたセレンディア兵に光の癒しを施す。
淡い緑の魔法が戦場に舞い、倒れていた兵士たちが次々と立ち上がり、戦意を取り戻す!
ヴェルザドール、歯ぎしりでピキピキ。
「魔法騎士団……壊滅したのではなかったのか! グリム、こやつらを葬れ! ……グリム!?」
赤蛇旅団の兵が震え声で報告。
「グ、グリム様は……ミラノス・アカデミアに氷結封印! 宝玉も奪還されました!」
「何!? つい今しがたそこにいたではないか!」
ああ、あの時バッキバキに凍らされたドS教授か! セーラたちのおかげで学院壊滅の歴史が変わったのか!
「運がなかったな、ヴェルザドール! 覚悟しろ!」
「フン! 貴様こそ、剣もなしに余に挑むか!」
え!? 俺、ポケットを探って冷や汗オロオロ。
「げ! ホントだ! 勇者の剣、持ってねえ!」
剣、塵にされたままか!? やべえぞ!
――フォンッ!
空間が光り、メルが転移魔法でピョコッと登場!
「タケル! 絶対戻ってくるって信じてた! 応援呼んだよ!」
メル、モフキュン耳をピクピク。ノエルのひいばあちゃん!
その隣には金の鎧を纏ったデカい異国風イケメン青年が、圧倒的な威圧感で槍を構える。
「カリムシャール国、リン王女の命により参上! 王国騎士団長リュウビと申す! 勇者どの、この剣を!」
リュウビ!? あの三国志風ワールドのガキンチョ!? めっちゃ逞しくなってる!
リュウビが俺に勇者の剣を差し出す。
「これは20年前、故郷の村でとある剣士に託された剣! 同じ『タケル』の名を持つ貴殿なら、使いこなせましょう!」
リュウビ、リンを無事に送り届けてくれたんだな! ナイスガイ!
「カリムシャール軍! 突撃せよ!」
リュウビが槍を天に掲げ、戦場に雷鳴のような号令を轟かせる。カリムシャール王国の騎士団が金色の旗を掲げ、突撃!
「我らも参戦いたします! 他国にも援軍を要請、すぐ到着します!」
ドドドドドド……!
地平線の彼方から、天地を揺るがす地響きと共に、多国籍の大軍勢が押し寄せる。無数の刃が月光にギラギラと反射する。
エルフの弓兵が空を覆う矢の嵐を放ち、ドワーフの重戦士が咆哮と共に巨大な戦斧を振り回し、戦場を震撼させる!
「インペリオ・ミリターレ・デストルエ! バレーロ・プロテヘーレ!(帝国軍を打ち破れ! 勇者を援護しろ!)」
うっ、エラディス語……!
俺、首を押さえてちょっとビビる。でもマジ助かる!
多国籍連合の戦士たちの雄叫びが戦場にこだまし、まるで世界中の国、種族が一丸となって立ち上がったかのようだ!
戦場の空に、ルナティア族の祈りによる青白い月光が降り注ぎ、まるでオーロラのように輝く。
そこに、ミラノス・アカデミアの魔法騎士団が放つ光の魔法が交錯し、戦場は銀河の中心のような眩い光景に!
爆音、閃光、轟く叫び声――全てが一つになり、圧倒的なスケールの戦いが繰り広げられる!
リュウビが再び槍を振り上げ、叫ぶ。
「全軍、勇者タケル殿を死守せよ! 魔皇帝ヴェルザドールを討ち、世界に光を取り戻せ!」
「お前、マジでカッコいいな! 恩に着るぜ、ガキンチョ!」
呪いを封じられた帝国軍は陣形が崩壊し、混乱の極みに。ヴェルザドールが絶叫。
「役立たずども! ならば余自ら貴様らを闇の奈落に叩き込む! 出でよ、『暗黒竜』世界を毒と闇で焼き尽くせ!」
「おい、バカやめろ! お前も巻き添えだぞ!」
「フハハ! 余を止める術などない! 全ての希望は今、終わる!」
暗黒竜、アイツだけはヤベェ!
俺が命懸けで倒したのに……また!
ゴゴゴゴゴ……!
巨大な魔法陣から禍々しい闇が溢れ、戦場の空気が凍てつく。皆が身構える。
――カランカランッ!
?????
全員、ポカン。
魔法陣から転がり出たのは……6本足の小さなトカゲの骨!?
ヴェルザドール、顔面蒼白で絶叫。
「何だ、この骸は!?」
6本足……! まさか、あのキモトカゲ!? アレ、暗黒竜の幼体だったのか!?
「……ああ、多分それ、俺が食っちまったわ……」
ヴェルザドール、頭を抱えて慟哭。
「食った……だと!? 世界を滅ぼす暗黒竜を!? バカな!」
「めっちゃ美味かったぜ! 死ぬほどな!」
俺、ミオの手を取り、勇者の剣を握り締める。
「ミオ、ルナティアの力、貸してくれ!」
「ええ、行きましょう! タケル!」
ミオの宝玉が青白く輝き、剣に聖なる光が流れ込む。
シルバーフレイムが金色に燃え上がり、ステータス画面に「ゴールデンシルバーフレイム(攻撃力+999%)」が追加! 主人公補正、ガチでチート全開!
「ヴェルザドール、てめえがミオやルナティア族を苦しめた罪、償え!」
「愚かな勇者! 暗黒竜なくとも、余の暗黒魔法で永久に塵と化せい!」
ヴェルザドールが巨大な黒い魔法陣を展開し、闇の波動が津波の如く押し寄せる。
だが、メルの転移魔法で俺は一瞬にしてヴェルザドールの背後にワープ!
ミオの月の祈りが闇を中和し、ルナティア族の光が戦場を照らす!
「うるせえ! ペラペラ喋るラスボスは弱い! コレ定番! 覚悟しな! ヴェルザドール!!」
戦場の全軍が一斉に叫ぶ。
「タケル! 今だ!」
俺は勇者の剣を天に掲げる。
空に浮かぶルナティアの月が剣に力を注ぎ、金色の炎が太陽のように炸裂!
「ゴールデンシルバーフレイム! 愛と絆の炎で全てを焼き尽くすぜ!」
ドカーーーーーーーンッ!
金色の炎が戦場を貫き、闇の魔法陣を木っ端微塵に粉砕! ヴェルザドールに直撃し、魔宮が天変地異の如く崩れ落ちる!
「ぬおおおォォォッ!!」
ヴェルザドール、塵と化しながら最後の呻き。
「おのれ……ルナティアの……月……余の覇業が……!」
「終わりだ、ヴェルザドール!」
戦場に勝利の雄叫びが響き合い、ルナティアの月が世界を清らかに照らす。
空には無数の光が舞い、まるで星々が祝福するかのような光景が広がる。
こうして俺たちは、100年にわたる因縁の戦いに終止符を打った。
世界中から集まった仲間たちの絆と共に、闇を打ち破り、新たな夜明けを迎えた!
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