キャリアウーマンの女は、無事専業主夫の夫を手に入れた。

子供が出来て、一時休業することになったが、産んだ後は夫が面倒をみてくれていた。

甲斐性はないかもしれないが、良い夫だと女は感じていた。

仕事が一段落し、女にとっては3人揃ってのの久しぶりの休日。

タイミングの良いことに、子供がはじめて言葉を話しそうだった。

「ほ……」

「ほ？」

パパでもなければ、ママでもない。

お父さんでもなければ、お母さんでもない。

一体何を言い出すのか、子供に女と夫の注目が集まった。

「ほてる、いかへんか」

子どもは、ドヤ顔を決める。

「……あなた、お話しがあります！」

今日は、いつも以上に話が盛り上がりそうだった。

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