第22話

 結局、レジには長谷則さんはホラー二つと、私のパニック映画二つで、合わせて四枚のブルーレイのレンタル料金を置いてきた。それから、また少し散歩の続きをしようか、それとも帰ってしまおうかと言って、お互いに顔を見合わせた。


 当然、長谷則さんは帰ろうとしていた。そんな顔だった。


 私はそれもいいと思って、長谷則さんに「それじゃあ、帰ろう」と言った。


 だが、そこで異変が起きた。


 一つの隕石がまるで流れ星のように、北の空から南へ落ちていったのだ。

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