愛不信の少女が可愛い威嚇をするまで

配信①【学校生活】

学校から生活が始まり一週間が経った。

待機画面の間に息を整える。

ちゃんと教科書も写真を撮って、予約投稿している。

よし。スタート。

「アガパンサスのみんなこんばんは。

えーと、１３時間半ぶり。

朝配信に来れなかった人はか昨日ぶり。

今日は中学校の実態を話すセラニウムです。

まず、教科書の写真をツイットーにあげたから３点セットよろしく。

配信の始まりもツイートよろしく」

『こんばんは』

『こんばんは』

『なんで俺は朝枠がある時に限り起きれないんだ』

『どんまい、俺は１３時間ぶりだ』

『俺もだ』

『朝枠嬉しい』

『教科書なつい』

『ちゃんと1年って書いてる』

『買ってなかったらガチもんだな』

『設定説者よ、どうだ』

「じゃあ、早速話そっか。友達はいらない。

子供って残酷じゃなーい？

平気で人をいじめるんだよ。

そうだ、テルテル坊主の幻の歌詞知ってる？

てるてる坊主　てる坊主　あした天気にしておくれ🎶

それでも曇って泣いてたら　そなたの首をチョンと切るぞ🎶

これね。ほんと残虐だよねー。

でも、上手くない？これ考えた人、天才だと思うもん。

残酷と幼稚は紙一重ってね。

私も子供って？私が言ってるのは精神年齢。

じゃあ、おばさん？　　ひどーいよw w

推しに対してさー。

『友達は大事だぞ』

『配信を見ている隠キャがいうと説得感がない』

『リアルも多少はいるよ』

『中学生が悟ることじゃないよ』

『中学生が言う？』

『その歌詞知ってる』

『確かに残虐か』

『歌詞あれなのにゼラニウムちゃんが歌うとよく聞こえるように錯覚するんだけど』

『ゼラニウムちゃんも子供ww』

『精神年齢か』

『それなら、おばさん？』

『ありがとうございます』

『変態は引っ込んでろ』

「話逸れたから、続き話すね。

まず、学校は荒れてるねー。

とりあえず、小学校から継続でいじめは続くぽいかな。

あー。いじめって言っても、暴力は減ったかな。

パシられたり、宿題を変わってやったり移動教室に物を運んだり。

ギャルっていうのはいじめて笑うよりも、便利さが大事らしい。

男子とは段違いだよ。

それに、男子が階段から落とそうとした時とか、怒ってくれたんだよ。

まあ、自分たちが被害を被るからだけど。

『お』

『中学生って懐かしい』

『学生時代』

『ん？』

『最初、スルーしたけど』

『やばい？』

『え？』

『大丈夫なの！？』

『先生に言わないと！』

『？』

『強がらなくても良いだよ』

『だいぶ変な組み合わせ』

『んー？』

『いや、いじめだろ』

『いじめだよ』

『いじめだって』

『先生に言って！』

『いや、ダメだろ』


「ママリスは嫌いだからね。

そうそう、親みたいに意見してくるリスナー。

えーと、理由か。

幼稚園いなかったからなはず。

あの人たちの思考よく分からないから、あれだけど。

最初、それで。次に片親だからだっけ。

別に、楽しいことはあったし、心配されることないよ」

『ママリスって？』

『ママみたいに推しより自分の方が正しい選択を出来ると外部から思っている人。嫌われる。』

『言われてる状況が腹立つ』

『先生に言ったらどうにかなるよ！』

『大人に！』

『残酷・・・』

『グロい』

『集団ができてる系か』

『片親なんだ』

『わー。グロ』

『大人に！』

『小学生、グロくない？』

『そう言うことじゃない』

『問題、そこじゃない！』

「えー。先生に？

めんどくさいよ。それに、大人が正義を実行するなんて誰が決めたわけ？

そんな綺麗事で済むなら警察いらないし、血なんて流れないよ。

日本は親権が強いからね。多少のことなら、時間稼ぎにしかならないよ。

刺されるとか、アザまみれなら別だけど。

そりゃあ、真っ当な大人だっているだろうけどね。

そういう人に当たっら、先生が辛くなるからねー。

まあ、周りの環境はこれぐらいにして