【第十四回】時制(〜する・〜している・〜した・〜していた) を使い分けよう

 どうも、安珠あんこです。

 第十四回目のテーマは、「時制(〜する・〜している・〜した・〜していた) の使い分けをしよう」です。


 私自身、文章の語尾の時制を決めるのが苦手で、書いていてどうしたらいいのかわからなくなることが多いです。一度書き終えてから見直しをする時に直すこともしばしばです。

 

 そこで今回は、ネット小説における 時制(〜する・〜している・〜した・〜していた) の使い分けを、簡単に整理してきちんと書けるようにしたいと思います。


 まずは、「〜する」「〜している」「〜した」「〜していた」の四つの時制の違いを確認してみましょう。


 ① 〜する(現在形)

 これから動作を始める、または今まさに始めるところ。「その時点ではまだ行動を起こしていない」というのがポイントです。


 私はドアを開ける。(これからドアを開ける)

 俺は剣を抜く。(これから剣を抜く)


 ②〜している(現在進行形)

 今、まさに動作をしている状態。「その動作が止まらずに続いている」というのがポイントです。


 私はドアを開けている。(ドアを開いている状態が続いている)

 俺は剣を構えている。(剣を構えた状態が続いている)


 ③ 〜した(過去形)

 すでに動作が終わった状態。「動作をやり終えた結果」を伝えています。


 私はドアを開けた。(もう開いたので次の行動へ)

 俺は剣を抜いた。(もう抜き終わったので、その次の動作へ移る)


 ④〜していた(過去進行形)

 過去のある時点でその動作をしている状態が続いていた。


 ドアを開けていた。(過去にドアを開けている状態が続いていた)

 俺は剣を構えていた。(過去に剣を構えている状態が続いていた)


 このように、時制が変わることで、同じような文章でも意味が大きく変わってきます。


 そして、ここでひとつの問題が出てきます。私をずっと悩ませている問題です。

 それは、同じ時制の語尾が続くと文章が単調になりやすく、読みづらくなるというものです。


【例文1】

 俺は剣を構える。素早く敵に近づく。そして、敵を激しく斬りつける。


 このように、同じ時制の文が続くと、リズムが悪くなります。この場合、現在形→現在進行形→過去形と記述していくことで、文章にリズムが生まれ、一連の行動の時間の流れ(時間経過)を表現することができます。


【例文2】

 俺は剣を構える。素早く敵に近づいていく。そして、敵を激しく斬りつけた。


 いかがでしょうか?


 このように、時制を工夫することで、一連の動作をよりはっきりと表現できることがわかると思います。

 

 四つの時制をもう一度整理します。

 ・ドアを開ける(現在形)

  → 今、ドアを開ける瞬間。まだドアは開けていない。

 ・ドアを開けている(現在進行形)

  → ドアを開け続けている状態。その状態が継続している。

 ・ドアを開けた(過去形)

  → すでにドアを開け終わっている。動作の結果を表す。

 ・ドアを開けていた(過去進行形)

  → ある過去のある時点でドアを開け続けていた。


 そして、(現在形)→(現在進行形)や(現在形)→(過去形)など、時制を工夫することで、一連の行動の時間の経過を表現することができます。


 時制は本当に奥が深く、今回取り上げた項目以外にも大切なことがあるのですが、わかりやすい記事にするため、今回はここで終了とします。

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