第2話~華麗なる転落、親戚の館~

昼ドラ:「家族株式会社」第2話~華麗なる転落、親戚の館~


【オープニング】


(♪前回の物悲しいメロディが流れ、第1話のラストシーンが回想される。幸子と花子の不気味な笑みがアップで映し出される。)


【シーン1:美咲のマンション】


(美咲は、ダンボール箱に私物を詰めている。同僚たちが、寂しそうに見送っている。)


同僚A: 美咲さん、本当に辞めちゃうんですか?もったいないですよ。


美咲: ごめんね。でも、私、決めたの。キャリアよりも、女性として生きたいって。


同僚B: 孝太郎さん、本当に素敵な人ですもんね。幸せになってくださいね。


美咲: ありがとう。みんなのこと、絶対に忘れないわ。


(美咲は、涙をこらえながら、同僚たちに笑顔で手を振る。心の中では、一抹の不安を感じている。)


美咲(ナレーション): キャリアウーマンとしての私は、今日で終わり。これからは、高橋孝太郎の妻として、新しい人生を歩む。そう決めたはずだったのに……。


【シーン2:結婚式の準備】


(美咲は、ウェディングドレスを試着している。幸子が、嬉しそうに美咲を見ている。)


幸子: 美咲さん、本当に綺麗ね。まるで、お人形さんみたい。


美咲: ありがとうございます、お母様。


幸子: これからは、家族の一員として、高橋堂のために尽くしてくださいね。


(幸子の言葉に、美咲は少し違和感を覚える。)


美咲(心の声): 高橋堂のため?私は、孝太郎さんのために結婚するんじゃないの……?


【シーン3:結婚式当日】


(豪華な結婚式場。美咲は、純白のウェディングドレスを着て、幸せそうに孝太郎と腕を組んでいる。参列者は、会社の関係者や、親戚一同で賑わっている。)


司会者: 新郎、高橋孝太郎さん。新婦、高橋美咲さん。お二人の門出を祝して、盛大な拍手をお願いいたします!


(参列者から、盛大な拍手が送られる。美咲は、笑顔で手を振る。)


【シーン4:披露宴会場】


(豪華な料理が並び、参列者たちは、和やかに歓談している。美咲は、慣れない着物姿で、挨拶回りに奔走している。)


親戚A: 美咲さん、綺麗ね。孝太郎さんも、良いお嫁さんをもらって、幸せね。


親戚B: 高橋堂の跡継ぎは、これで安泰だわ。


美咲(心の声): 跡継ぎ?私は、高橋堂の跡継ぎを産むための道具なの……?


【シーン5:美咲と孝太郎の控え室】


(美咲は、着替えを終え、少し疲れた表情で椅子に座っている。孝太郎が、心配そうに美咲に話しかける。)


孝太郎: 美咲さん、疲れてない?大丈夫?


美咲: 大丈夫よ。少し、疲れちゃっただけ。


孝太郎: 無理しないでね。今日は、ゆっくり休んで。


美咲: (少し寂しそうに)ねえ、孝太郎さん。私、本当にこの結婚で良かったのかな?


孝太郎: どうしたの?そんなこと言わないでよ。美咲さんと一緒になれて、僕は本当に幸せだよ。


(孝太郎は、美咲を優しく抱きしめる。美咲は、涙をこらえながら、孝太郎に寄り添う。)


美咲(ナレーション): なぜだろう。豪華な結婚式、温かい祝福……すべてが揃っているはずなのに、私の心は、どこか満たされない。一体、何が不満なんだろう?


【シーン6:高橋家】


(美咲と孝太郎は、高橋堂に併設された高橋家へと向かう。玄関には、幸子、源太郎、花子、そして大勢の親戚たちが、待ち構えていた。)


幸子: ようこそ、美咲さん。今日から、あなたが私たちの家族の一員になるのよ。


花子: これから、高橋家の嫁として、精一杯頑張ってくださいね。


(親戚一同が、一斉に美咲に視線を送る。美咲は、圧倒される。)


美咲(ナレーション): まるで、親戚の館に迷い込んでしまったみたい。私は、これから、この中で生きていくことになるのだろうか……。


【ラストシーン】


(美咲は、高橋家の玄関で、深呼吸をする。その表情は、不安と覚悟が入り混じっている。幸子が、不気味な笑みを浮かべながら、美咲に近づいてくる。)


幸子: さあ、美咲さん。高橋家へ、ようこそ。


(♪エンディングテーマが流れ、次回の予告が流れる。)


【次回の予告】


「義母の嫉妬と姑の陰謀!」「私が平社員以下!?役職だらけの異常な会社」「伝統の呪縛!嫁イビリ、小姑の陰謀!」


【提供】(スポンサーsuper.viser.鈴木優)


(終)


この第二話では、美咲の決意と、待ち受ける過酷な運命とのギャップを描き、視聴者の興味を惹きつけましょう。豪華な結婚式と、その裏に隠された不穏な空気が、物語をさらに盛り上げます。

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