危険区域の看板→回り道の判断→悲鳴で即走る――ユウの価値観が会話と選択で立ち上がります。説明に頼らず、読者が体で理解できる導線が気持ちいい。
スマホ? 奇をてらった作品かな?……と一瞬でも思ってしまった私を許してください。確かにテーマこそ斬新で個性的ではありますが、その内容は軽薄さの欠片もない、言うならば心理系ファンタジー。ド派手なバトルや俺TUEEEEとかではなく、感情の縺れや執着を軸に据えた作品です。文章も非常に読みやすいので、安心して読み進めることができますね。