28食目 あんこ
豆の話の続き。
たまには和菓子が食べたくなる。ここに無いからこそ欲しくなる。餡子は日本人の心にしっかりと焼き付いているのだ。餡子食べたい。
でも、小豆を一から炊くの?
そんな暇は無い。かといってすでに出来上がったものはLondonまで出ないと売ってない。そこまでして? という気もするような。
そんな時。
「え? 餡子? スーパーであずきの水煮缶売ってるからそれ使えばすぐに出来るよ?」
と、現地在住の日本人の方に教えていただいた!!
豆を食す文化のイギリスには、なんと、あずきの缶詰が売られているのだ。さすがに大きめのスーパーでないと売っていないが、簡単に手に入るのだ。しかも加熱調理済みの柔らかくなったあずき!! Azuki-beansとして売っている。
イギリスでのあんこの作り方は以下の通り。
鍋に缶詰のあずきをそのまま出します。そして水を若干足します。そこへ大さじ2杯の砂糖を入れます。あとは火にかけて水分が飛ぶまで煮込みます。
簡単!!
この缶詰、日本でも売ってくれないかな!!
自分で甘さの調節が出来るからありがたい。甘さはもう他で十分補っているから、大さじ2杯で十分だった。
それで、どうやって食したかというと、なんとなく米を潰しておはぎを作った。そんなん日本でやったことない。イギリスだからやる作業(気合い)。お味は甘さ控えめのほっとするお味。ここは日本茶が欲しくなるところだ(無かった)。
もう一つ、他にどうしようかと考えたときに、ビスケットが目に入った。
ビスケットについてはまた改めてがっつり語りたい食材なのだが、ビスケットのうちの「ダイジェスティブ」が丁度家にあった。ダイジェスティブビスケットは日本でも手に入る、全粒粉のちょっと塩味のあるビスケットだ。ぼろぼろ落ちやすいのが難点だが素朴で美味しい。これに挟んでみた。
で、既におはぎを食した後だったので、挟んだまま一日放置したのだった。
翌日
それは美味しいお菓子に変化していた。餡子の水分を吸ったビスケットがほどよい柔らかさになり、味はそのまま、甘みと塩味のコラボというマジック。普通に固さのあるビスケットに載せて食べるのも美味しかったのだが、一日経ってビスケットが柔らかくなっているのが個人的にヒットした。
ハウスメイトのRちゃん(中国)が「食べたい」というので差し上げた。
「何これ美味しい! なんだかどら焼きみたい!」
……形だけな。
味は全くどら焼きとは違うので、Rちゃんの食べたどら焼きが一体どんなものだったのか気になった。いくら否定しても「どら焼きだ!」と言い張るので、もうそのままにしておいた。美味しいならヨシ。
というわけで、イギリスで和菓子も作ったし、餡子の新しい可能性を見つけたのだった。(*個人の感想です)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます