箸休め 食器のサイズ
生活にも慣れて米を食すようにはなったわけだが、器の問題があった。
渡英して買ったのは、うどん向きどんぶりサイズのスープボウル二つと、平皿2つだった。一人暮らしだし、二年だし、そんなに要らないでしょ、と思ってそれでやりくりしていた。
だから米もどんぶりサイズのボウルに入れていたわけである。
大きな器にはどうしてもたくさん入れてしまう。
なーんか腹回りが……
日本の友人から連絡が来た。救援物資を送ってやるからリクエストをよこせ、と。
「……茶碗送って」
「なんで」
「どんぶりで食べてるからいっぱい食べちゃって太ってきたんだよ」
「なるほど。わかった」
「あとラップ送って」
日本から荷物が届いた!
お願いしていた茶碗が入っている。手にとって驚いた。
「小さっ!!!」
違う、今まで大きな器しか見てなかったからそう見えるだけだ。もう既にりおまさんの視覚認知は日本のサイズを忘れてしまっていたのだった。
そして突きつけられた現実。
ずーーーーーーっと食べ過ぎていたという現実を。
器を小さくすれば食べる量は自然と減る。
ダイエットの一つの方法だと思う。
だが、すでに広げられた胃袋は、減らされたご飯の代わりに何か別のものを入れるという行動へと駆り立てる。
体重は減らなかった。
イギリスにいて減るわけない。
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