第35話 ロシアの話に…

オスマン帝国 トプカプ宮殿の後宮


若き皇帝セレム三世は

前の皇帝の代から続いた露土戦争の影響に苦慮していた


(※クリミア・ハン国 実質的なクリミア支配権などのロシアとの争い 

後の時代で其の後も繰り返される事になる 小競り合いもまた‥


 有名なナイチンゲールのクリミア戦争は後の時代)


「また、騒動に反乱の兆しか」「陛下‥」


エーメことナクシデイルは疲労した皇帝、セレム二世を心配そうに見ている


「有難うナクシデイル フランスの王からの贈り物だ 

仏蘭西のマカロンにショコラ(ココア)」

「ええ?」 


セレム三世は手を軽くたたくと 

召使たちがマカロンをはじめとした菓子を運んできた


「どうぞ、金の輝く髪と空色の瞳の美しい人 貴方に捧げよう」 

「ありがとうございます‥懐かしい故郷のお菓子 素敵」

赤くなり礼を言うナクシデイル


「仏蘭西も‥改革で設置出来たフランスにある大使館からの話だと

騒動が絶えないらしい かなり危険な状態」 


「ルイ16世からの手紙は本人同様に穏やかな様子だったのだが」

呟くように言うセレム二世



オスマン帝国内‥

露土戦争で改めて知った軍備、産業の遅れ 

制度の問題 変わらない故の時代に合わなくなった制度の数々

アーヤーン(地方、豪族有力者)、イエニッチエリ(奴隷兵士軍団)達



露土戦争の影響に呼応して また改革に反発して

力を増す地方、エジプトなどの支配者、豪族アーヤーン達の騒動 

特別な奴隷兵士軍団であったはずの 

イエニッチエリ達の反乱に各地での横暴さゆえの反発、小競り合いが続いていた。


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