この0話は短い文章であるにもかかわらず文章力がある事をわからせられます。まず強烈な引きです「20××年3月。私はこの世から居なくなった。」これは結末先出し型というやつでこの作者はこれをうまく使っています。そして「死ぬ直前悲しみで溢れていた」この感情の逆転は、短い文章の中でも非常にドラマチックで、読後に残る印象が強いです。以上の事から私はこの作品につきまといます。