酔異奴霊シリーズ、美橋を主人公とした物語。灰間神社に奉納酒を届けてほしいと頼まれた美橋は、大きな木の下にいる子供に声をかける。なんだか不思議な子供だが、仲良くなっていく美橋。不思議なものの正体を解き明かそうとせず、そのまま受け止めることの難しさ、それができることの強さというものを感じさせる作品。なんだか気になる、と思った方、ぜひご一読を。