楽しい世界

私に、手を振った。鏡の向こうの『私』は、手を振らず、胡乱な瞳で見つめている。次は微笑むと、握りこぶしで鏡の内側を叩いてきた。お母さんに呼ばれて、私は部屋を出る。その間も、ずっとこっちを睨み上げていた。


鏡の中の私と入れ替わっただけで大げさね。そっちの世界も、慣れれば楽しいわよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る