スライムを討伐しよう!
サバ:「どうも~」
馬場:「馬場ですぅ~」
佐々木:「佐々木です!」
馬場:「二人合わせて……」
サバ:「「“カッコ仮隊”です!」」
佐々木:「ダセェよ!」
馬場:「いや、こうすればちょっと格好よくなるかなと思って」
佐々木:「いや、一ミリも格好良くなってないよ?」
馬場:「でも、なんだかんだで乗ってくるところ嫌いじゃないぜ!」
佐々木:「そうかよ……で、なんだその出で立ちは?」
馬場:「ついに手に入れたで! 新装備《完全擬態・うどんスーツVer.乾麺》!!」
佐々木:「お前、今まで見てきた装備の中で一番“脱げ”って言いたいわ」
馬場:「これな、防御ゼロやけど、乾燥地帯に溶け込めるんや!」
佐々木:「いやもう溶け込む前に干からびて化石になるやろ!ていうか、お前の脳みそが乾燥地帯やねん。潤いゼロの発想やんけ」
馬場:「ちゃんと倉庫から借りてきたから!使用許可もらってる!」
佐々木:「あのなぁ、“ギャグ用途での装備持ち出し禁止”って明文化されたの、お前が原因やからな」
馬場:「そんな細かいこと言わんとってや~。現場からの通報が来てんで?」
佐々木:「でたよ……。また“ボケで現場の温度を下げようとするけど失敗して室温2℃上がる男”」
馬場:「ええか、今回の案件はな――『カラオケ営業してるスライムがダンジョンの景観を乱している』や!!」
佐々木:「景観て。……あのさ、まずツッコミよりも先に“行政としてのコメント”欲しい案件だよなそれ」
馬場:「さらに追記あんねん。『音痴な個体により精神的ダメージを受けた』やと」
佐々木:「歌下手なだけで苦情来るとか、アイドルグループ全滅するぞおい」
(第四階層・カラオケスライム出現エリア)
\グオォ~ン♪(採点モード発動)/
馬場:「おぉ来た来た!すげぇ、音波で岩溶けとる!原始人もびっくりのライブ感や!!」
佐々木:「お前がそのまま“原始人枠”で参加してこいよ」
馬場:「あのマイクな、取り込んだ冒険者で作られてるらしいで」
佐々木:「うん。じゃあ今からこのスライム、行政処分な」
\ビィーン(リモコン:生体反応)/
馬場:「でもさ、せっかくやし俺らも一曲――」
佐々木:「帰れ。今すぐ帰って、その場で爆発しろ」
馬場:「えぇー!ツッコミ辛辣すぎるやろ!」
佐々木:「自覚ないやつが“辛辣”って単語使うの、ブーメランの芸術点高すぎるから」
(スライム:情熱的な「残酷な天使のテーゼ」熱唱中)
馬場:「おぉ…Bメロで感情こもってきた!」
佐々木:「俺の感情は逆流しとるわ。胃から」
馬場:「……佐々木、最後に俺から一言ええか?」
佐々木:「なに?」
馬場:「俺の歌、聞いてくれ!!」
佐々木:「やだよ。地獄に落ちてからにしてくれ」
馬場:「3…2…1……———————」
\ドゴォォォォォッン!!/
📢「――カラオケスライム、感動のあまり自己崩壊しました」
佐々木:「……お前の“芸”ってさ、魔物より破壊力あるの、どういう才能なん」
馬場:「国家公務員試験:ツッコミ介護枠、そろそろ作ってくれや」
佐々木:「それより“お前を隔離する課”を作りたいわ」
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