第2話 『生徒会室は戦場だった』
「――おい、なんだこの量。」
翌日、俺は生徒会室に呼び出された。 机の上には大量の書類が積まれている。まるで山のようにそびえ立っていた。
「はい、新入りの仕事よ。」 生徒会長・神崎レイナは涼しい顔をして言う。
「俺、ただの雑用係だよな?」 「ええ。でも、雑用係にしては優秀そうだったから、書類仕事も任せようと思って。」 「優秀って……何を基準に?」 「顔。」
「絶対関係ないだろ!!」
俺は頭を抱えながら、目の前の書類に視線を落とした。 生徒会長に逆らえない以上、もうやるしかない……。
しかし――
「ちなみに、これ今日中ね。」 「無理だろ!?」
そうして、俺の平穏な学園生活はさらなるカオスへ突入していった……。
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