繁盛亭なかよし怪談夜話Ⅳ

要 乃亜の時間線

5年前　 浅草の遠野コネクションの引きで新開地に定住。

菖下湯に就職と水木荘の引っ越しが決まる。

前日18時 街頭テレビのニュースで園児誘拐の公開捜査を知る。

当日

11時 菖下湯に出社する。開店の準備。

12時 弁当を開けて昼休み。瓢滑と談笑。

15時 菖下湯開店。

15時05分 番台の瓢滑から客が来たと合図。

15時10分 路地の客と共に裏木戸を開けて一号室に招き入れる。

今日の客はヤクザの代貸・・・垢すりの施術を施す。

「ここの住人で片腕の絵描きが飯屋で息巻いている

のを聞いたぞ。羽振りがいいんだってな。乃亜…

ちょっと部屋を覗かせてくれよ」

「ここでのもめ事はやめておくれよ。あたいがここに

住めなくなるじゃないか。そうなるとこの仕事も

出来なくなって兄さんともあえなくなるじゃないか」

「今回はお前の顔を立ててやるが。あんまり俺らを

舐めるんじゃねぇぞ」と客ともめた。

15時50分 客を男湯に戻して通常の仕事に就く。

18時未明 警察のサイレンが鳴っている事を知る。

警察から呼び出しをうけて水木荘に戻る。

20時未明 令状はないが部屋を検証していいか聞かれる。

協力しないと疑われるので部屋に入れる。

施術台のことを疑われたが隣の風呂からの湿気がひどいので

高床のベッドとして使用していると胡麻化した。

簡単な事情徴収の内容

今日は朝に挨拶したくらいで竹義とは会っていない。

竹義は昼間は刑部の飯屋で食事をしていることが多い。

竹義は風呂嫌いで蕉下湯(自分の職場)に来たことがない。

足のサイズは

24cm

3日前の昼間は何をしていた?

蕉下湯(水木荘の隣の風呂屋)で仕事をしていました。

1号室 要　乃亜 の目的

1つ、 竹義　茂、殺害の犯人を見つける。

2つ、 竹義　茂、殺害の犯人にされない。

3つ、 自分の「垢すり」の仕事が知れ渡らない。

(特に瓢滑と遠野以外に)