サラリーマン川柳が長く親しまれている。最早一つの文化と呼んでも良いのでは無いだろうか?社会に疲れたサラリーマン達が、皮肉めいたことを川柳に乗せて言うので哀愁が生まれるのである。本作は家路に着くサラリーマンを題材にしており、読んでいると夜道をスマホを見ながら帰るサラリーマン達を想像して、頑張れと応援したくなる作品である。短い話だが、ギュッと濃縮された味わい深い作品になっているのでオススメである。