怒りと絶望が主人公の人格を塗り替える様が、生々しく迫ります。『ベルセルク』や『ヴィンランド・サガ』のように“復讐が引き金となる転落と覚醒”の流れを彷彿とさせます。同時に、後半では『Re:ゼロ』のように仲間との心の絆と葛藤に軸足を移し、復讐だけに囚われない姿勢に広がりを感じました。ダークファンタジーが好きな方、そして「人間の闇と光」に惹かれる読者におすすめ。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(148文字)
10話までのレビュー。大切な人を奪われたひとりの青年・アレンが、心に深い傷を抱えながらも前を向いて歩き出すお話です。はじまりは重く切ないけれど、そこには確かな強さと、ほんの少しのあたたかさが感じられます。壮絶な戦いの中にも、仲間とのつながりや美味しいラーメンとの出会いなど、ほっとする瞬間があって、読み進めるほどに世界に引き込まれました。感情が暴走してしまう不安定さも、人間らしくて胸を打ちます。闇に立ち向かうアレンのこれからの旅路がどうなっていくのか、とても気になります。