第3話 スキル確認1

「……こんなものか」 


 一通りメニュースキルの中身を確認し終えると、パパッとスマホのメモ帳に纏めた内容を改めて確認する。因みに、アイコンの中身は分かりやすくアプリと呼ぶことにした。


『歩数計』アプリ

 『2つの横並びの足跡』が描かれたアイコンを押すと出てきた機能。

 今日歩いた合計歩数と距離、今週歩いた合計歩数と距離がそれぞれ表示される。正直使い所がよく分からない機能。


『時計』アプリ

 『デフォルメされた時計』が描かれたアイコンを押すと出てきた機能。

 世界各地の主要都市からマイナーな場所の時刻まで対応している。少し便利な機能である。


『装備』アプリ

 『シンプルなシャツ』が描かれたアイコンを押すと出てきた機能。

 後述する『アイテムボックス』アプリ内の『装備品』を装備できる。先に別のものを装備していた場合、『アイテムボックス』内のものと入れ替わる形で装備される為、早着替えアプリとも言えるもの。


『アイテムボックス』アプリ

 『蓋の開いた箱』が描かれたアイコンの機能。その名の通り、物を収納、取り出すことが出来る。どうやって収納しているのか、どうやって保管しているのかはよく分からないが、四次○ポケットみたいで持ち運びに便利な機能である。


『カレンダー』アプリ

 『マス目模様の四角形』が描かれたアイコン。西暦、月、日付、曜日、北半球と南半球のそれぞれの季節が上に書かれたカレンダーが表示される。日付のところをタップすると何の日なのかを見ることが出来る。予定を書き込めるので便利。


『設定』アプリ

 『歯車』が描かれたアイコン。『メニュー』の表示設定を色々と変えることが出来る。言語設定をEnglishから日本語へ変更した。


『ショップ』アプリ

 『買い物カゴ』が描かれたアイコン。スキルや新しいアプリなどを買えるようだが、買う為に必要なポイントと言うものが0の為、使用不能。ポイントを手に入れる方法も分からないので暫く放置することになりそうだ。


『カメラ』アプリ

 『カメラ機』が描かれたアイコン。俺の眼をレンズにして撮影が出来る。俺が見たままの映像なので、ピンボケが起こらない。また、スマホ等の機械を使うわけではない為、本来撮影禁止の場所でも撮影出来るだろう。


『フォトアルバム』アプリ

 『リング製本された本』が描かれたアイコン。『カメラ』アプリで撮影した写真を見ることが出来る。


『ムービー』アプリ

 『映画のフィルム』が描かれたアイコン。『カメラ』アプリで撮影した動画を見ることが出来る。音なども聞こえるが、恐らく俺にしか聞こえないと思われる。


『メモ帳』アプリ

 『ペンと線が描かれた紙』が描かれたアイコン。起動すると画面の下にキーボードが出てくる。また、思考操作で入力も出来るので、手が塞がっていても使用が出来る。……何故か記憶に無い漢字や言葉が予測変換で出てくるのだけが怖い。


『電卓』アプリ

 『+−×÷』が描かれたアイコン。画面が電卓になる。どうやって計算しているのかは不明。

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