飯で繋がる友情(?)、やっぱり最強!

お見合い(代理)から始まったはずなのに、なぜか行き着く先は“飯”。
魔導師アリアとエリート騎士アドルファスが、食べることをきっかけに絆を育んでいく物語です。

アリアの所属する第二魔導部隊。
料理に全力な部隊員たち……魔導師集団とは思えないほどの食への熱量が本当に楽しい。

魔獣の肉だろうが野草だろうが知識を駆使して本気で調理!
豪快さと美味しさの描写に、読んでいるこっちまで「食いてぇ!」と叫びたくなる。

そんな賑やかな空気に、気づけばアドルファスまで溶け込んでいて、所属が違うのに気が付けばすっかり仲間扱い。

アドルファスとアリアの掛け合いはもちろんですが、こういう同僚、友人などの関係性まで丁寧に描かれていて、そういう人間模様がたまらなく好きです。

なお、本作がきっかけで夕飯のメニューが影響を受けたこともございます。
その体験を添えて、おすすめの言葉にかえさせていただきます♪

その他のおすすめレビュー

晴久さんの他のおすすめレビュー744