第9話 それぞれの希望
この時点での私の希望はこうだった。
子どもは家族全員でお出かけしたり、普段はいない夫も一緒にいることを望んでいた。
なのでその気持ちに寄り添ってあげたい。
そしてその子ども達の気持ち、私の気持ちも日頃から夫に伝えていた。
巷で見るような、不倫という理由で離婚は私の中ではなかった。
お互いの妥協点をすり合わせ、私も精神的に安定したい。
でもこんな当たり前のことも夫にはできない。
夫の望みは聞いたことはないが大体分かる。
子どもや妻である私が邪魔で仕方ない。自由になりたい。
お金も時間も。
若い女の子と遊び、自由に稼いで自由に遊びたい。
でも社会的立場も欲しいので結婚はして、高級と言われるファミリーカーを購入。
周囲からは【立場のあるいいお父さん】と思われたい。
実際の家族からはどう思われようが関係ない。
俺の立場を維持するただの駒だ。
妻に育児家事をやらせ、太い実家に生活費は支援して貰え。
俺は女と旅行も行きたい。
服も買ってあげたい。
子どもがディズニーに行きたい?
車は出してやるが俺は中には入らない。
俺の言うことを聞かない子どもは、俺も子どもの言うことは聞かない。
そんな男。
世の中にはもっと最低な父親もいるかもしれないが、中々酷い方だと思う。
そしてまさに今目の前で起こってる事。
明るみになった以上解決しなければいけない。
子ども達の望みに近づかなければ。
私がこの子たちを幸せにするんだ。
そして起きて寂しい思いしていないか気がかりで仕方ない。
早く女性の身元を提示させて、早く帰ろう。
しかし夫の悪あがきはまだ続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます