第9話 ダンジョンに潜る その1

冒険者ギルドに行き、ルナさんにダンジョンへ潜る事を伝え、俺たちはダンジョンに向かおうと思ったら、その前にとルナさんに引き止められ昇格と前日の報酬をまずは貰った。金貨47枚と大銀貨7枚だ。


次にランクアップの知らせ。

「フォレストの皆さん素晴らしいお知らせです。皆さんのランクアップが決まりました。なんと…なんとですよ。Sランクに決定いたしましたおめでとうございます。こんなに早くSランクになられるなんて快挙です。今迄に例を見ない速さです。おめでとうございます。以前の冒険者ギルドカードをお渡しください。早速交換して参ります」


俺たちは冒険者ギルドカードを渡した。しばらくすると、ルナさんが金色に輝くギルドカードを持ってきた。


「本当におめでとうございますSランクにランクアップできる方を見たのは初めてです。しかも私が金色に輝く冒険者ギルドカードに交換出来るなんて、しかも手に取る事が出来たのも初めてなんです。なんて興奮しているのでしょう。あぁ素晴らしいわ。皆さんと出会えて感激です。感謝です」


「そんなに感激されても…とりあえずSランクに昇進できてよかったです」

「ルナさん、そんなに喜んでくれてありがとうございました」

「ルナさんありがとうね。これからも頑張るわ」

「では、ダンジョンに行ってくるね」

「いってらっしゃいませ」


俺たちは冒険者ギルドを出て、ダンジョンに向かって歩いた。

「とうとうSランクになったね」

「これからダンジョンに潜り、たくさんの魔物を倒すと、もっとランクが上がるわね」

「そうよね。ダンジョンから上がって来てモンスターを出したら、今度はSSランクを飛び越えてSSSランクになっちゃうかもね」

「まさかね」

「とりあえずダンジョンに行きましょう」


街から歩くと例の琵琶湖のような湖(ランドレイク)があり、そこのすぐ横にダンジョンの入り口がある。

ダンジョンの入り口は小さな街になっており、そこにも冒険者ギルドがあった。どうやら冒険者ギルドの出張所のようだ。その冒険者ギルドの出張所にダンジョンに入る旨を伝えてから、ダンジョンに入らないといけないらしい。

俺たちは、冒険者ギルドの出張所に寄り、ダンジョンに入る旨を伝えてダンジョンへ潜った。


「あかり、柚子、今回のダンジョンはクリアすることが優先で、じっくり戦ってる暇がないから、サクサクと進んじゃうよ。いいね」

「了解」

「わかったわ。じゃあ、さっさと行きましょう。それでさっさと攻略して出てきちゃいましょう」


ダンジョン1階層。ここには大勢いる。主に出るモンスターはスライム、角うさぎのようだ。2階層までは、スライムと角うさぎらしい。

3階層4階層はゴブリンとコボルトらしいので俺たちは順調に飛ばして進んで行き、5階層〜10階層はポチポチとオークやビッグボアが出るらしい。それでも俺たちは10階層まではモンスターを倒す事無く通過した。


ダンジョンの地図は20階層迄の物があるが、俺たちはあらかじめ10階層迄の地図を購入し、モンスターは無視してひたすら進んだ。

とうとう10階層のボス部屋で、リザードを倒し11階層へ降りた。さて11階層からはモンスターを倒していこう。

「よし、ここからは、地図もないし、探索しながらモンスターを倒していこうぜ」

「そうね。あんまり強くないだろうけど、サクサク倒して進んでいきましょう」

「腕が鳴るわ。一気に何体倒せるだろう。頑張りましょう」

そういうのもわかるなぁ。何せ俺たちはもうSランクだからなぁ。


今日は20階層に潜る事が目標だ。

11階層は何が出てくるだろう?どうやら11階層〜19階層はゾンビやグール、リッチ系みたいだった。汚いし臭うからここは全部聖魔法で倒した。やはりすべてアイテムボックスに入れてある。ただしゾンビ達は臭いので魔石だけである。魔石1380個


20階層のボスはノーライフキングだ。これも一気に柚子が倒した。柚子も頼りになるな。俺たちは21階層の安全地帯で一夜を過ごした。


以前にアイテムボックスから物を取り出したときに、アイテムボックスが有るとわかると、貴族や商人にしつこく勧誘されてしまうと言われたので、アイテムボックスから出すのだけど、本当はわからないように誤魔化す為に魔法の袋を買った。魔法の袋から出すふりをして、アイテムボックスから出すと言う形にした。




本日もお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る