第10話 ダンジョンに潜る その2
21階層で最初に遭遇したのはリザードだった。これはあかりがアイスアローでサクッと倒した。
次に遭遇したのはやはりリザードだ、ただし、一気に30体出てきた。
「私にやらせて」と柚子が言った。柚子が剣を一閃しただけですべてのリザードの首が飛んだ。やはり次もリザードが出てきた。40体これも柚子が一閃しただけで全て倒れた。やはり柚子の剣捌きは凄い。次にやはり出てきたのは30体だ。今度は俺とあかりでサクッと倒した。これも漏れなくアイテムボックス入りだ。
この階層はどうやらリザードしか出ないようだ。俺たちは22階層へ進んだ。
22階層はオークが集団で出てくる。30体近くだ。これは俺とあかりがファイアーアロー(火矢)で頭を貫き、倒した。当然すべてアイテムボックス入りだ。
しばらく歩くと、やはりオークが集団で出てきた。今度は50体居る。俺たちは簡単に倒したが、普通の冒険者は結構辛いんじゃ無いのかなあ?2人にも聞いてみよう。
「あかりも柚子もどう思う?これだけさぁ、大量に出てくると普通の冒険者じゃ辛いよね?」
「うん、Cランク位のパーティー2組以上じゃないと厳しいと思う」あかりは言った。
「そうね、やっぱりCランクパーティー2組以上またはBランクのパーティー位じゃないと辛いかもね」
「やっぱりそうだよね。これだけの数が出ちゃうとね。単独だったらDランクの人でも倒せるだろうけどね。よし、23階層を目指して進もう」
再びオークの集団の30体を倒し、23階層へ降りる。
23階層はハイオークが出てきた。ハイオークはオークよし少しだけ大きく、力が強い。ハイオークは大体5体ずつ出てくるようだ。あかり、柚子、俺の順番に倒していった。これも俺たちは瞬殺だ。全部で25体出現した。当然アイテムボックス入りだ。
次は24階層だ。ここはビッグボアが出現する。最初に出てきたのは20体。これは柚子が瞬殺した。しばらく歩くとまた出現。今度は30体出てきた。これは明かりと柚子で瞬殺した。ビックボアは美味しいから値段がそれなりに付くからいいよね。
25階層はビックボアジェネラル。ビッグボアより大きく5mはある。最初は5体。次も5体。順次5体ずつあかり、俺の順で倒した合計20体。「ビッグボアジェネラルって、幾ら位になるんだろうかなぁ?ギルドへ行った時が楽しみだなぁ」
「そうね。ビックボアより当然高いわよね」
「期待して良さそうね」
26階層はオルトロス。オルトロスは双頭の魔犬。沢山涎を垂らすので気持ち悪い。
最初は3体出た。「こいつら涎を垂らすんで、気持ち悪いなぁ。早く退治しようぜ」
「そうしましょう」
「私にやらせて」柚子が言った。言葉通り、柚子は瞬殺した。
次に2体が出現した。これはあかりが瞬殺。しばらく進むと5体出した。これは俺とあかりが魔法で瞬殺。次にいきなり15体出現した。これは普通のパーティーじゃやばい数だね。俺たちは、それでも3人で5体ずつ倒した。
「27階層は何が出るのかしら」
「楽しみだね」
「でも、今まで手応えのあるモンスターは、一切なかったわね」
「そうだね。少しは手応えが欲しいよね。でも、俺たちはこの世界で最強だから、手応えのあるモンスターなんていないと思うよ」
「そうね。じゃぁ、サクサクと進んで最下層まで行っちゃいましょう」
「そうね。じゃあ、どんどん行こう」
27階層で出てきたのは、トロールだった。トロールは2体ずつの出現だ。これもサクサク倒し合計10体を倒した。
28階層 ここ異世界ではやはりお馴染みのオーガだった。オーガは1体ずつ合計5体、この間、俺たちのレベルもどんどん上がっているはずだ。後は出てからのお楽しみだ。
29階層 リントブルム これは大蛇である。 リントブルムは1体ずつ出現した。
これは大きな蛇だから、ちょっと戦いにくいな。とぐろを巻いてるから首を落とせば良いのだろうが、とにかく素早い。まぁ俺たちならもっと素早く動けるんで大丈夫だろうと思う。
「よし、まずは俺が行ってみる。やはり意外と簡単だったなぁ。魔物退治も飽きてきた」
「私はまだ飽きてないから、私にやらせて」柚子が言った。
「私もまだ飽きてないから、もう少し倒させてね」
「じゃあ、後は2人にお任せするよ」
以降は、俺は回収役に徹する事にした。
リントブルムを合計8体倒した。
「いよいよ30階層だな」
「そうね。ここは何が出るのかしら」
「何が出てもいいから、私はどんどん倒してみたいわ」
女の方が、恐ろしいと言うが、本当にそうかもしれない。しかし、黙っていよう。本当の意味で、恐ろしい事が待っていそうだ。
30階層はミノタウルスが集団で出現した。最初は10体、次に10体最後に10体。
結局10体ずつの出現だった。これもあかりと柚子がそれぞれ魔法と、剣で瞬殺した。
各階層の魔物全て俺がアイテムボックスへ回収している。
いよいよ30階層の奥、ボス部屋だ。
「2人ともこの奥はボス部屋だから心してかかるようにね。でも、すぐ瞬殺しちゃうんだろうけどね」
「そうね。瞬殺は変わらないけど、どんなものが出てくるのか、楽しみだわ」
「今度は目をつぶって、瞬殺してみようかしら」
「おいおい、さすがにモンスターに対して失礼だろ」
「いよいよボス部屋を開けるぞ。いいね」
「よしこ行こう」
「うん」
俺たちはボス部屋の扉を開けた。中に居たのは、ボスブラックミノタウルス1体とブラックミノタウルス5体だった。こいつらも、あっという間に瞬殺して終わってしまった。
俺たちは安全地帯で寝る事にした。
本日もお読みいただきありがとうございました。今回はダンジョン編その2です。ただしあまり戦闘に関する詳しい描写はありませんが、よろしくお願いいたします。
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