私だけを愛して、他の女性は見ないで!
神石水亞宮類
第1話 私だけを愛して、他の女性は見ないで!
”私だけを愛して、他の女性は見ないで!”
私に告白してきた男性に付き合う条件として私はこう言った!
彼はすんなり承諾し、私は彼と付き合う事に、、、。
では何故、私が彼にこう言ったのか?
それは前の彼が“浮気をしたから。”
私は私以外の女性と浮気した彼を絶対に許せなかった。
本当に私は彼が好きだったけど、浮気はどうしても許せない!
だから仕方なく私は元彼と別れる事に、、、。
だから次に付き合う彼には絶対に浮気をされたくなかった。
そういう事もあって私は次に付き合う彼にはこの条件を突きつけたのだ!
今回付き合う事になった彼は? “物凄く優しい男性だけど、”
多分、浮気はしないと思う!
そう信じていたのに、彼はあっさり私のこの条件を裏切った。
『“なんで、あれだけ言ったじゃない! 浮気はしないでねって!”』
『仕方ないだろう、魅力的な女性が居たら? 男は皆、そうなるよ。』
『そんなの嘘よ、私の事をちゃんと好きじゃないから浮気したんでしょ!』
『そんな事はない、もし許してくれるなら、もう浮気はしないから。』
『“私が許すと思う? もう別れるわ。”』
『・・・そ、そうか、分かった、でも絶対に後悔するぞ!』
『なにそれ? 私に悪いとは想わないの!』
『そういうトコロが面倒くさいんだよ、息が詰まる!』
『そっちが浮気しといて何? その言い方!』
『“だから元彼にも浮気されたんじゃないのか?”』
『何? 私が全部悪いの! なんで?』
『そういう風に言ってないだろう、もう少し隙を見せてほしんだけだよ、』
『アンタなんかに隙なんか見せたら? 浮気し放題じゃない!』
『そんな事ないよ、もういい、どうせ別れるんだし、関係ない話だ!』
『別れる前に、私にちゃんと謝ってほしんだけど、、、!』
『謝るのはいいけど、もう元には戻らないぞ!』
『いいわよ、今すぐ私に謝って!』
『“すまない!”』
『もういいわ。』
『じゃあな! 次は浮気されないようにしろよ。』
『・・・・・・』
・・・元彼や今回別れた彼にも同じ事を言われたのだけど?
“どうやら私には隙がないみたいだ。”
細かい事をいちいちネチネチ彼に言うのが、嫌だったようだ。
【正論】を事細かく言われる元彼たちは、相当嫌だったのだと思う。
男性の方が女性にやたらと甘えたい生き物なのか?
それさえ出来ない私より浮気相手には甘えられる女性が良かったらしい。
現に、“最初に別れた彼は浮気相手とその後、結婚したと噂で聞いた!”
“本命の私より浮気相手の女性をあなたは取るのね。”
・・・いつか?
私だけを愛して、他の女性は見ないで!
私だけに一途に好きになってくれる男性がそのうち現れると、
私はまだ信じている!
この先も私が付き合う男性には、“条件に浮気をしない人” と
私は決めているしね。
私だけを愛して、他の女性は見ないで! 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru
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