旅の恥は出まかせ
風の強くなってきた夕方に、栗色のくるんとした髪が泳ぎ、スナオカはもう嫌な汗をかいていた。手元にあったはずの灯りは、昨日で限界だったようだった。もはや熱まで失われている。
西をひたすら目指し歩き続けてもう三日になる。昼も夜も変わらず、少しの休憩をはさみながら進み続けてきて、いよいよログにも記されていない場所にまで出てきた。最近は新しい場所、ロガーに記録をつけるべきところを探すのが楽しくなってきていたから、ここではないどこかへ行く期待と、いつも通りの未知への不安で足取りも変に軽やかに浮ついていた。ところが、歩いても歩いても何も見つけられない、虚無の区間を彷徨っていることに気が付くと、疲れがどっと押し寄せてきた。もはやワクワクの無い、こんな未知の場所で灯りのない野宿をするって? それは暗闇に永遠に取り残されるのとどう違うのだろうか、と重たくなる足を引き、ひとりで天に向かって呟くように空を仰いだ。
一方で、そりを引き摺りながら、持ってきた食糧、水、その他の荷物が軽くなってきたのを感じて、スナワダは旅の終わりを思い描いて俯いていた。膨らんだ眉が緊張してポジションを失っている。私たちはやがてどこかで足が止まり、そこで干からびて死んでしまうだろうと。新しく投げ出される足の運びは死に向かっているだけなのだと。クランベリーくらいなら見つかるだろうと予想して、積載量のいっぱいまで詰め込むのをやめたのを未だに恨んでいる。だってこんなに見つからないとは思わなかったし、とスナオカは不満そうに言ったが、日ごろから採集に付き合っているわけではなかったスナワダはそれが果たして正しい見積もりだったのかどうか疑うことだってできた。
飢えと渇きと、間違いなく疲れもあって、二人とも珍しく機嫌が悪かった。お互いに交わす言葉も少なくなり、荷物の入ったそりを引き摺る音と、はあはあと息を切らし、ざくざくと砂に足を突っ込む音しかしない。二人はそれらを無意識で消していたから、実質無音の旅路になって狂いそうだった。はじめのうちはそり引き役と手持ちの屋根持ち役とを交代しながら横に並んで協力して進んでいたが、そんな余裕なんて見る影もなかった。足並みを揃える努力も薄れて、陽除けの屋根がぐらついていた。
この茫漠の土地の中で、果ての概念を持ち出したのは大きな過ちだった。
はじめに言いだしたのはスナワダの方だった。
「西の果てには極楽があるんだって」
それを何となく聞き流したスナオカはこの先に待っている冒険について想像だにしていなかっただろう。
「極楽だよ、極楽。そんなものがあったらみんな目指すものだよね」
その極楽を想像して目を閉じてうっとりするスナワダの手には、古めかしい紙の束が握られていた。情報源はそれのようだ。
「そこには何があるの」
「何も無いって。だから幸せなんだって」
「何も無いのに幸せになれるの?」
「何も無いってのは、つまりとんでもなく綺麗だってことだからね」
そっか、とわかったようなわからなかったような相槌を返す。何も無い、というのはスナオカにとってはあまり魅力的には聞こえなかった。それに、果てというのは終わりのことであって、終わるものにもそこまで興味が無かった。
「そこに行ったら人に会えそうじゃない?」
「何も無いのに人がいるの?」
「人は綺麗なものが好きだから。スナオカだってそうでしょ」
時々持ち出される綺麗という概念をスナオカは把握していなかった。たとえば、フルーツは綺麗だろうか。そうなら、綺麗なものが好きだといってもいいだろう。
「人に会って、何するの」
「それは、もちろん」
ぴんと指を立てて、スナオカを指差す。スナワダはスナオカの過去について興味津々だった。覚えていない、知らないを繰り返す謎多き少女の姿に、探究者としての魂が燃え上がっていたのかもしれない。スナオカは小首を傾げて答える。
「人に会ったとしても、その人は私のこと知らないでしょ」
「それだけじゃないよ。この世界のこととか、誰が遺跡を作ったのかとか」
この砂だらけの世界に点在する、明らかに人工の建物の数々。何故誰もいないのにそこにあるのか。考え始めて眠れなくなった夜もあった。スナオカの採集しているクランベリーなどの結晶体の存在も気になる。ただ綺麗なだけではなく実利のある果実のようなあれらはどういった類の物なのか、二人ともそれさえも知らなかった。
「だから目指すのだ」
「どのくらいかかりそうなの」
「果てだからね、限界までかな。片道切符だよ」
調子よく返答するスナワダに、はいはいと気怠そうに返事する寸前でスナオカは目が覚めた。
「帰ってこられなくなるの?」
「極楽に住めたらラッキーじゃん」
「極楽って何も無いんだよね? 食べ物とかどうするの」
「だから、何も無いんだって。飢えも渇きも、それから疲れも」
スナオカは首を捻って俄かには信じがたいという表情を作る。それって本当にある場所なの? と存在すら疑い始めた。前にスナワダの言っていた位置のみがあるという形而上の点について思い出した。
「ま、そんな極楽ですが、誰も見たことがないらしい」
スナワダが紙の束を丸めてぽんぽんと叩いて音を鳴らす。そんなのって本当にあるって言えるの? と怪訝な顔を作ったついでにスナオカは訊いた。
「誰って誰だろうね?」
雲をつかむような質問に一瞬の沈黙があった。
「本当だ。これは他にも誰かがいるってことを仮定して書かれている文書だ」
やっぱり人はいるんだよ、私たちの他にも。分厚い紙束を握って、スナワダは自身の仮説の確度が上がったことにバニラクリームサンドのクラッカーを初めて食べた時みたいに目を輝かせた。
「やっぱり人に会うべきだよ。そのための準備ならするから」
スナオカはありもしないような土地を目指すのは嫌だったし、それに、人と会うのは何だか気乗りしなかった。しかし、スナワダの手伝いがあるなら日課の探索のついでに少し足を伸ばしてみるのも悪くないと思えた。どうせどこかで引き返すことになるだろうし、その方が安全だ。
その後極楽探索は、数日分の食糧と水を携行できるよう支度をし、夜も探索できるようにと灯りの種を入手しに行き、もしものための虎の子の救急用品まで持ち出す一大プロジェクトとなった。何かに使えそう、と持っていた木製のそりの初舞台でもあった。ちょっとしたパレード気分だった。
「荷物はたくさんになると重いでしょ? 道すがら補給すると考えて、このくらいにしておこうね」
持続的な旅にするには必要となる考え方であったから、スナワダはこの時においては納得していた。
朝一番、二人はそれでも過去最大となった荷物とともに棲み処を離れた。まだ空気が新鮮で温められていない頃で、自ずと二人の感覚も冴えていた。
空が端まで赤くなり、一日の終わりを告げていた。砂はまだ熱を帯びているが、空気からは熱が逃がされ、風が当たるとさっきまでかいていた汗もあって、きんと冷たさを覚えた。
ざく、ざく、と辛くも足を運んできた二人であったが、ついにスナオカが足を止めた。
「ちょっと聞いてもらえますか」
スナワダは三歩先まで進んだ後、無言で立ち止まった。夜の青さが馴染むような黒髪が風に揺れている。
「もうすぐ暗くなって、見えなくなるから」
息を整えながら喋ろうとするスナオカの方を振り返って突っ立って見下ろしている。
「この辺で、終わりにしませんか」
スナワダも涼しい顔をしているが、もうこれ以上歩きたくなかったので、というよりも惰性で歩いていたのを立ち止まったせいでモメンタムを失ったので、ここで休むことを了承した。
スナオカはぎいと最後の力を振り絞って、この三歩分の距離を詰めた。
「果ては、まだなの」
「でしょうね」
遠く空の端を別々に眺めて二人は久しぶりの言葉のやり取りをした。
「大丈夫? 疲れてない?」
「そんなに」
「いや、私も進めるなら進みたいんだけどね」
実際、スナオカは歩き続けた疲労には強かった。何ならそり引き係を交代したっていいとさえ思っていた。
「ただね、灯りが無いんだよ」
「そんなに大事なものなの?」
「だって、何も見えないし。目隠ししながら歩けないでしょ」
それもそうか、とスナワダはようやく相棒の苦労をわかった気になった。夜となってもあんなに活動的だったスナオカが灯りを失っただけでこんなに意気消沈するものか。よほど暗闇が怖いらしい。
ええい、とうめき声が漏れた。自分の胴くらいあるクレートを抱えるように寝そべって、スナオカが一息ついている。中身はゴミばかりの空っぽで、ぽんぽんと叩くと貧相な音が返ってきた。旅の初めはこの半分ほどに食べ物が入っていた。羊羹、ういろう、キャラメル、煎餅、クラッカー。それにとっておきのフルーツバーも二、三本。それぞれのおやつにそれぞれの良さがあるとわかった。長い羊羹やういろうは二人で回しながら少しずつ食べた。初めのうちはスナワダは恥ずかしがっていたが、食べかけとは違うことを力説したら受け入れてくれた。キャラメルは少しずつ溶かして食べられるのが良かった。滋味が体の隅々にまで浸透して、強くなれた感覚がした。煎餅やクラッカーは無音の旅路をぱりぱりという音で彩った。穀物のエネルギーを感じられるね、とスナワダは言っていたがそれがどのようなものかスナオカにはわかるようでわからなかった。とにかく力は出た。フルーツバーは不安になる夜の希望、贅沢だった。クランベリーやブドウからは未だ発掘されたことのない珍しい、スナワダが言うには「再帰的」故に見つからないらしい、あのこんがりとしたバーにそれぞれがどんな名前かも知らない角切りのフルーツ。彼らはもう帰ってこない。
旅の初めの甘めの算数を後悔したってしょうがなかった。昼も夜も歩き続けるのにはこんなにエネルギーがいるなんて。スナオカは目を瞑りながら思考を巡らせ反省していた。
意外と二人で一緒に食事をするということが無かったので、スナワダがたくさん食べることをスナオカは知らなかった。それで、よく食べるねなんて言うと、体の大きさが違うからね、と自慢げに返されるのだった。スナワダは背が高く、もう歩けないとしゃがみ込むのを引っ張っても持ち上げられなかった。何だかそれが嬉しくて、スナオカは何度も引っ張った。別に早く先に行きたいわけではなかった。焦ってなんていないはずだった。
いつまで続くかわからない旅に対して不安に思う気持ちはあったのかもしれない。しかしそれよりもまずこの夜を、灯りのない夜を乗り越えられるのか恐怖していた。寝て起きたら灯りがまだ灯っていて、黄色く輝く空の端を穏やかな気持ちで迎えられてきた今までとは違う。寝ても起きても暗闇の中だったらどうしよう。そこにはスナワダもおらず、風景も絶え、無音で、この世の終わりと変わらない。ちゃんと朝は来るのだろうか。そこにある感触を求めて、スナオカはクレートを優しく撫でた。クレートらしい柔軟で軽薄な堅牢さと冷たさを感じた。
「そんな格好で寝ないでよね」
突き出される形となった尻を叩き、もうご飯は無いんだっけ、とスナワダがそりを物色する。小さい方の箱にもしかしたらまだ残っているかも、と叩かれた部分をさすってスナオカが期待を抱かせるように答える。
確かに小さい箱には絆創膏や刺繍セットや虫眼鏡らと一緒に、小さく凝縮された甘みの粒、ラムネがいくつか残っていた。ただ、これをご飯と呼ぶのは少々ディストピアだった。
「これしかないか」
スナワダはこれは最後の最後に取っておこうと言い、最後の最後の水に静かに手を付けた。スナオカは何も言わなかった。
「私たちは干からびて紐みたいになるね」
そろそろ頭の方も疲れているようだった。言葉を吐いて、スナワダはまるで紐のように長い身体をくにゃりと屈折させスナオカの抱えているクレートに寄り掛かった。スナオカはそのしなやかな衝撃で瞑っていた目を開いた。
「干からびると紐になるの?」
「そう。内臓からしわしわになってきゅうと縮こまる」
はらわたの辺りにぞわっとする感覚を覚え、スナオカは身震いした。
「もしかして、怖い?」
「うん。まあ、色々と」
スナワダはふっと口角を上げ、もう帳の降りたぬばたまの黒の空に視線を吸い込ませておどろおどろしく言った。空の高さに不安になったのを払拭するためだったかもしれない。
「これから夜が始まる。きっと怖いぞ」
スナオカは恐れ戦いていた。
「それで、西の果てに辿り着くまでには物語にして百回分、文字にして数百万は下らない量の冒険があって」
スナワダはいつか見た本の概要を話しているだけだった。
「そんなことを、これからしようと思っていたの!?」
「あくまで伝説だからね、伝説」
自分でも呆れるくらいの壮大な展開を一笑に付して、スナワダは続ける。
「でも、極楽に行くためにはそれくらいの艱難辛苦が無いといけないのかもね」
一度口を開いてしまえば、なかなか止まらなかった。それが二人にとっての自然だったし、何よりそうすることでスナオカが落ち着いてくれた。
もうスナオカの目には暗闇しか映っていない。しかし、スナワダにしばらくは目は開けたままでいてね、と言われたのでその指示に従っている。果たして効果があるのかはわからないが、暗順応というらしい。それだけだと不安だから、とスナオカは別の感触を求めていた。
「ねえ、空間をつくれるっていうならさ。空間を消したりできないの?」
「ううん、どうだろうね。次元なら削減できるけど空間そのものとなると話は別だね。自然の大いなる力って感じ」
スナワダはスナオカには見えないのをいいことにどこか諦めた表情を作った。
「そっか。楽はできないんだね」
「極楽までの道のりをショートカットしようって? 面白いね。でも、残念。幾何学に王道なし」
みちがみちみちているよ、と音だけが聞こえてもスナオカには何のフレーズなのかわからなかった。
「今度こそ空間をつくるのを見せてね」
何も見えないのをいいことに強気になってお願いをしてみた。スナワダはひょいとかわす。
「風向きが良かったらね」
「風って関係あるの?」
「もちろん。地水火風空、ゴギョウにハコベラ、万物が関係していますとも」
実際、空間生成というのは静的ではなく動的に行われるべきだと偉い人も言っていたそうだ。学校で手ほどきを受けている時に先生に言われたらしい。先生も偉い人なんじゃないの、と訊いたら先生の先生みたいな人がいると返された。深い学問なんだよ、と誇らしげに付け加えたのを聞いて、やっぱり見てみたいと強く思うのだった。
「だから、変数が多くて大変なんだよ」
ばりばりばりあぶるがあらぶる、と脳の浅い層から言葉が発せられるのを感じてスナワダは何だかくすぐったかった。こんな呟きが出てしまうのもきっと夜のせいだ。今までの夜ではこんなに軽薄に饒舌にさせられなかったのは、スナオカがすぐに眠りに落ちるからだろうか。それとも歩いていたからだろうか。夜に活動的なスナオカは実際今回の旅で初めて見た。だからと言って自分の方も知られざる一面を開示しようとは思わなかった。
「でも、いつか絶対に見せてね」
「そんなに気になる? ならもうちょっと引き延ばそうかな」
余裕の風を吹かせて、スナオカの開かれて置かれている手のひらを人差し指と中指で何度もトリルした。スナオカはやめて、と笑いながらその感覚のする方に顔を向けるのだが、走る指を見ることはできなかった。
「スナオカは鳥の目なんだね」
「鳥ってあの?」
手をくちばしみたいにして指を捕まえた。
「そうそう。鳥は夜になると闇に溶けて消えてしまうらしいけど、その原因が夜に目が見えなくなるからだって」
「私も鳥だったのかな」
「羽が生えていないので違いますね。それに」
スナワダは二本の指を閉じて手のひらにドリルした。
「ここにいますからね」
スナオカにとってはこの圧力を感じる点だけが世界とのつながりだった。暗闇に投げ出されないためにもずっとこうしてほしかった。瞬きをしても景色は変わらずにあった。
「飛べたらよかったかな」
「果てが見えるまでうんと高く飛べたら楽だったかもね」
私たちは地上に縛り付けられているのだ、と言ったスナワダの声は全天の虚空へと吸い込まれるようだった。そういえば空には星一つないのが不思議だった。星明りがあれば彼女は歩けただろうか。
ねじ込んでいた指を倒したスナワダはまだ寝ないよね? と尋ねた。スナオカは今日が暗闇を乗りこなす日かもしれないと告げ、見えないながらも目をぱっと開いているのだった。
「段々慣れてきたような」
風で砂が運ばれる音を聞く。夜になったからといって環境音ががらりと変わってしまっていることはなかった。そのことを知ってスナオカは少し落ち着き始めていた。
「まだ夜は怖い?」
「ううん。何と言うか見えなくて残念だなっていう感じが勝ってきた」
少しの沈黙と深呼吸の音の後に、スナオカが続けた。
「それに見えなくても二人なら、傍にいてくれるとわかっているなら、別に怖くもないかもな、なんて」
仄かに握られている手の温度が高くなったのを感じて、スナワダは手のひらに指を添わせた。その感触でスナオカは握る手を緩めて隙間を作った。
「眠くなってきたのかな」
まだ起きていられるのに、と冴えた感覚とぼうっとした末梢の熱っぽさの不協和に抗いを見せる。無理はしなくていいんだよ、とスナワダは笑みを浮かべそっと指を絡ませた。
このままそうしておいてもらえると助かるな、とスナオカは言い残してやっぱり抵抗を止めることにした。静かに息を吸い込んで大きなあくびをした。頬に当たるクレートの冷たさが体温で塗り替えられていた。
ああ、朝だ。朝は来たのだ。ほっとした。
スナオカは目を覚ますと、世界がまだあることに安堵した。暗闇に取り残されてはいない。灯りが無くても外で寝てもいいんだ。爽やかな風が全身を撫でる。
体を起こそうとするが、蝋で固められたかのように動けなかった。寝ている間に何かされてしまったか、と不安になってぎゅっと体を縮こまらせようとして、間抜けな格好をしているのに気が付いた。全身の筋力が姿勢の維持に持っていかれたらしい。ああ、こんな姿勢で寝るなと言われていたっけ。
スナワダもいつの間にか力尽きて眠りに落ちていたようだ。痺れて棒になってしまったように感覚を喪った腕のそばに、スナワダの手がだらりと落ちている。
手のひらにはまだ熱が残っているような気がした。
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