赤い部屋の霊は、笑って消えた ‐心霊探偵 氷室冬馬‐
東城智秋
プロローグ
プロローグ
心霊が好きになったのは、私が10歳の頃だった。
「
そこから徐々に「心霊」というものにのめり込んでいった。例えば、心霊番組や動画、怖い話を見漁った。
友達にも怖い話をして怖がらせたり、小学校で意味怖係というものを作り、帰りの会でもまた怖い話をしたりという何とも珍妙な生活を送っていた。
そこから数年後_____________________________
現在、私は大学生になり、そして動画配信者になった。それも大好きな「心霊」などについての動画をあげている。
心霊のエピソードを話す動画を作ったり、心霊スポットに数名の心霊系動画配信者といっしょに巡ったりと小さいころに魅了された「心霊」で生計を立てようとしているのは夢のようだ!
...と思っていたのだが、やはり動画配信者は稼ぐのは難しい。有名な某動画配信サービスの動画配信者みたいなキラキラな生活、好きなことだけしてお金が入ってくる、そんな生活を少しは夢見ていた。
けど、現実は辛いものだ。
でも少しずつコツコツと動画をあげていき、ある程度の収益を得ることに成功した。
それでもバイトもしなければ一人暮らし大学生の生活は、ある程度の生活水準をあっと言う間に下回ってしまうと直感が言っている。
そんな生活がなにかの拍子にがらりと引っ繰り返って、好転してくれないかと常日頃から思っていた。
でも、その”なにかの拍子”は突如としてやってくることになるのでした。
ここまでつらつらと話していましたが、自己紹介がまだでしたね。
私の名前は「
これは私が心霊現象に出会っていく物語...
正確にはそうじゃない!
これは私が心霊現象とある男に出会い、心霊現象の真実を突き止める物語なのである!
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