第19話「策謀の真実」
月明かりの下、ヴィオレット・アシュフォード、セレスト・ブライトウッド、フレデリック伯爵、レイモンド執事の四人は、ルナリア王国の王宮へと戻る道中にあった。北の森での戦いから数時間が経ち、疲労と緊張が徐々に彼らの体から抜けていくのを感じていた。
「本当に終わったのかしら」ヴィオレットはポケットの中の月環の欠片と時間の鏡の破片を無意識に触りながら呟いた。
「少なくとも、ドラクロワの脅威はね」セレストは穏やかに答えた。彼女の白いドレスは月光を浴びて幽玄な輝きを放っていた。「でも、もっと大きな謎はまだ残っているわ」
「『赤き月』の組織ね」ヴィオレットは頷いた。
四人は馬を並べて走りながら、森での出来事について静かに振り返っていた。宰相ドラクロワは時間の鏡を使い、時間の亀裂を開こうとしたが、姉妹の力によって計画は失敗し、彼自身が時間の流れに飲み込まれてしまった。残されたのは砕け散った鏡の破片と、解決されていない多くの謎だけだった。
「どうして宰相はそこまで時間にこだわったのでしょうか」レイモンドが静かに問いかけた。「彼にとって、時間を支配することが何よりも重要だったようです」
「彼の言動を考えると、『赤き月』の目的は王家の血筋を抹消することだったようね」ヴィオレットは考え深げに言った。「そして、時間の力を支配するために、私たちを利用しようとした」
「でも、本当の時間の鍵は私たち自身だったのね」セレストは自分の胸元の太陽の羽飾りに触れた。「月環や太陽の羽飾りではなく」
王宮の輪郭が遠くに見え始めたとき、ヴィオレットは馬の速度を緩め、皆に立ち止まるよう合図した。
「何かあったのか?」フレデリックが警戒して尋ねた。
「いいえ」ヴィオレットは首を振った。「ただ、王宮に戻る前に、みんなで話し合っておきたいことがあるの」
四人は馬から降り、近くの小高い丘に腰を下ろした。王都の明かりが遠くに広がり、夜空には無数の星が瞬いていた。
「私は時間遡行の力で、悲劇的な結末から逃れようとしました」ヴィオレットは静かに語り始めた。「最初は自分自身を救うためだったけど、次第に気づいたの。この力の本当の目的は、もっと大きなものだったのだと」
「姉さんが時間を遡ったからこそ、私は『赤き月』の洗脳から解放される機会を得たわ」セレストが穏やかに言った。「そして、私たちは真実を見つけることができた」
「『月影の守護者』の記録によれば」レイモンドが静かに言葉を継いだ。「『月と太陽の双子』は代々、王国の危機において重要な役割を担ってきました。しかし、その血筋は秘密にされ、守られてきたのです」
「なぜ秘密にする必要があったのだろう?」フレデリックが首をかしげた。
「王室との力の均衡を保つためでしょう」レイモンドは答えた。「ルナリア王国は『月の加護』を受けた王家が統治するとされていますが、実際には二つの血筋—月と太陽—が存在していたのです」
「でも、どうして私たちは引き離されたの?」セレストが真剣な眼差しでヴィオレットを見た。
「それが、今夜、王太子に聞きたいことの一つね」ヴィオレットは言った。「私たちの出生の秘密と、宰相が私たちを利用しようとした真の理由」
彼らは再び馬に乗り、王宮へと向かった。城門の衛兵は彼らの姿を見ると、すぐに敬意を表して道を開け、「王太子殿下が待っておられます」と告げた。
王室会議室では、アレクサンダー王太子が一人、窓際に立って彼らの帰還を待っていた。彼の姿が月明かりに照らされ、厳格かつ孤独な雰囲気を漂わせていた。
「無事に戻ったか」彼は振り返ると安堵の表情を見せた。「報告を聞かせてくれ」
ヴィオレットたちは順番に、北の森での出来事を詳細に語った。宰相の計画、時間の鏡、そして最終的にドラクロワが時間の亀裂に飲み込まれていったことまで。
王太子は静かに話を聞き、時折頷きながらも、不思議と驚きの表情を見せることはなかった。
「殿下」ヴィオレットは報告を終えると、真っ直ぐに王太子を見つめた。「これで全てが終わったわけではないと思います。私たちには知らないことがまだたくさんある。私とセレストの出生の秘密、私たちが引き離された理由、そして『赤き月』の真の目的について」
アレクサンダー王太子は深いため息をついた。「確かに、君たちには真実を知る権利がある。今夜、全てを話そう」
彼は会議室の大きなシャンデリアを灯すよう命じ、壁に掛けられていた古い地図を指し示した。それはルナリア王国の地図で、特定の場所に不思議な印が付けられていた。
「ルナリア王国の歴史は、公式の書物に記されているよりも遥かに複雑だ」王太子は静かに語り始めた。「この国は単なる王家の支配下にあるわけではない。二つの力—月と太陽—の均衡の上に成り立っている」
「二つの力…」セレストは小声で繰り返した。
「そう」王太子は頷いた。「王家は月の力を、そして君たちの血筋は太陽の力を司ってきた。どちらも国の安定には不可欠なものだ」
「でも、どうして私たちは知らされずにいたの?」ヴィオレットは尋ねた。
「それが…」王太子は一瞬言葉に詰まった。「400年前の『月光の反乱』に関係している」
「月光の反乱?」フレデリックの表情が引き締まった。
「当時、両家の間で力を巡る争いが起きた」王太子は続けた。「その結果、多くの命が失われ、王国は分裂の危機に瀕した。その後、和平が結ばれ、王家が表向きの統治を担い、太陽の血筋は『月影の守護者』として王国を陰から支える立場となった」
「そして、私たちの両親は?」セレストが息を詰めて尋ねた。
王太子の表情が暗くなった。「君たちの両親、アシュフォード伯爵夫妻は、『赤き月』の最初の標的だった。18年前、彼らは不慮の事故で命を落としたとされているが、実際は殺されたのだ」
ヴィオレットとセレストの顔から血の気が引いた。
「殺されたって…」ヴィオレットは震える声で言った。
「しかし、彼らは最後の力を振り絞り、君たち姉妹を守った」王太子は静かに続けた。「『月影の守護者』の助けを得て、二人を別々の場所に隠したのだ。ヴィオレットはアシュフォード家の遠縁に、セレストは王国の西にある聖女院に」
「だから私は自分の出生について何も知らなかったのね」セレストは悲しげに言った。
「守るためだった」レイモンドが静かに付け加えた。「二人とも同時に見つかってしまえば、『赤き月』の標的になってしまう。別々に育てることで、安全を確保しようとしたのです」
「でも、どうして宰相が『赤き月』と結託したのかしら?」ヴィオレットは疑問を呈した。
「それが最も痛ましい真実だ」王太子は窓の外を見つめた。「ドラクロワは元々、『月影の守護者』の一員だった」
「なんですって?」レイモンドが驚愕の声を上げた。
「彼は守護者でありながら、次第に力に魅了されていった」王太子は説明した。「特に、時間の力に。彼は古代の記録を研究し、月と太陽の血筋が持つ潜在能力、特に時間に関わる力を発見した。そして、それを自分のものにしようと企んだのだ」
「だから彼は私を操って月光舞踏会で悪女として追放し、そしてセレストを『聖女』として王太子の婚約者にしようとした…」ヴィオレットは理解し始めた。
「正確には、彼は二人を支配下に置き、君たちの力を利用して時間の儀式を完成させようとしていた」王太子は頷いた。「しかし、彼の計画はヴィオレットが時間遡行の力を発現させたことで狂い始めた」
「だから私の月環にも亀裂が入っていたのね」ヴィオレットは自分の指輪を見つめた。「宰相が私の力を操ろうとしたから」
「そして、私も彼の洗脳から少しずつ解放されていった」セレストは付け加えた。「姉さんの存在が、私の中の本当の記憶を呼び覚ましたの」
王太子は大きく頷いた。「君たち姉妹の絆は、どんな洗脳や魔法よりも強かった。それこそが『赤き月』が最も恐れていたものだ」
「では、本当の敵は『赤き月』ということですね」フレデリックは真剣な表情で言った。「彼らの目的は何なのでしょう?」
「古代より続く秘密結社だ」王太子は暗い声色で言った。「彼らは二つの血筋の力が一つになることを恐れている。その力が完全に目覚めれば、彼らの存在自体が危険にさらされるからだ」
「でも、彼らは何のために存在しているの?」ヴィオレットは首をかしげた。
「支配のためだ」王太子は静かに言った。「彼らは時間の流れそのものを捻じ曲げ、歴史を自分たちに都合よく変えようとしている。二つの血筋の力が、そのための最大の障害なのだ」
「そして、宰相はその組織に取り込まれてしまった…」セレストは悲しげに言った。
「彼は初めから悪人だったわけではない」王太子は言った。「しかし、力への欲望が彼を変えてしまった。古代の記録によれば、時間の力は人の魂を蝕む危険性を持つとされている」
ヴィオレットはポケットの中の月環の欠片と鏡の破片を確かめた。それらはまだ微かに光を放っていた。
「王太子」彼女は真剣な表情で言った。「私たちがやるべきことは何なのでしょう?」
アレクサンダーは二人の姉妹を見つめた。「君たちの運命は、君たち自身が決めるものだ。しかし、もし望むなら、『月影の守護者』の新たな指導者として、王国を守る役割を担ってほしい」
「でも、まず『赤き月』の脅威を排除しなければ」フレデリックが言った。「彼らは宰相の失敗で諦めるとは思えません」
「そうだな」王太子は頷いた。「まずは彼らの拠点と残りのメンバーを特定する必要がある」
「それには、これが役立つかもしれないわ」ヴィオレットはポケットから時間の鏡の破片を取り出した。「鏡が砕け散った時、この破片だけが特別な反応を示したの」
レイモンドが身を乗り出して破片を観察した。「これは…鏡の核となる部分でしょう。最も力の集中した部分です」
「使えるかしら?」セレストが尋ねた。
「非常に危険です」レイモンドは警告した。「しかし、二人の力を合わせれば、小さな時間の窓を開くことができるかもしれません。『赤き月』の過去や情報を覗き見るために」
「やってみましょう」ヴィオレットは決意を固めた。
皆の同意を得て、彼らは破片を会議室の中央のテーブルに置いた。ヴィオレットとセレストはテーブルを挟んで向かい合い、それぞれ月環の欠片と太陽の羽飾りを掲げた。
「集中するのよ」ヴィオレットはセレストに言った。「私たちの力を一つに」
二人は目を閉じ、意識を鏡の破片に向けた。彼女たちのアイテムが応答するように光り始め、その光が鏡の破片に収束していった。破片はテーブルから浮かび上がり、空中で回転し始めた。
そして、破片から光が広がり、まるでスクリーンのような空間が現れた。そこには断片的な映像が次々と映し出されていく。
「これは…」フレデリックは息を呑んだ。
映像は過去の場面を示していた。若き日のドラクロワ宰相、彼が古い書物を読み漁る様子、そして彼が『赤き月』と接触する場面。さらに、ヴィオレットとセレストの両親と思われる人々の姿も映し出された。
「お父さん…お母さん…」セレストは震える声で言った。
映像はさらに展開し、『赤き月』の拠点と思われる場所が映し出された。それは王国の北東部にある古い城塞のようだった。
「あれは!」王太子が声を上げた。「古王城だ。300年前に放棄されたはずの」
続いて、『赤き月』のメンバーたちの姿が映った。彼らは赤い法衣を纏い、儀式を執り行っているようだった。そして、その中心には一人の人物—老齢の女性が立っていた。
「総帥…」レイモンドが小声で言った。「彼女が『赤き月』の指導者だ」
映像はさらに進み、彼らが次に計画していることを示した。それは「三度目の月光」と呼ばれる儀式で、月光舞踏会の次の満月の夜に執り行われる予定だった。
「三度目の月光?」ヴィオレットは戸惑った。「まるで私の時間遡行を予測しているようね」
「いや」王太子は厳しい表情で言った。「三度目の月光とは三ヶ月に一度の特別な満月の夜のことだ。そして、それは一週間後に訪れる」
「そのとき彼らは何をするつもりなの?」フレデリックが尋ねた。
映像は最後に、巨大な祭壇のような構造物を示した。そこには二つの台座があり、月と太陽の象徴が刻まれていた。
「二つの血筋の力を利用して」レイモンドが理解を示した。「時間そのものを書き換えようとしているのです」
映像が消え、鏡の破片がテーブルに落下した。ヴィオレットとセレストは疲労の色を見せながらも、互いに支え合って立っていた。
「これで全てが明らかになったわ」ヴィオレットは深く息を吐いた。「彼らは宰相が失敗した後も、計画を進めている。そして、私たちがいなくても、何らかの方法で儀式を行おうとしている」
「我々には一週間の猶予がある」王太子は決然と言った。「その間に準備を整え、古王城に乗り込まなければならない」
「二人の血筋の者たちが導く、という預言通りですね」レイモンドが静かに言った。
「しかし、危険が伴う」王太子は懸念を示した。「特に君たち二人にとっては。『赤き月』はどんな手を使ってでも君たちを利用しようとするだろう」
「私たちは覚悟しているわ」セレストは毅然と言った。「正統な血筋として、責任を全うする」
「それに」ヴィオレットは月環の欠片を見つめた。「この力は私たちに与えられたもの。逃げるのではなく、正しく使うべきよ」
王太子は二人の姉妹を誇らしげに見つめた。「わかった。では、作戦を立てよう」
彼らは夜遅くまで戦略を練り、翌朝から準備に取り掛かることを決めた。会議が終わり、皆が自室に戻る前に、王太子はヴィオレットを呼び止めた。
「ヴィオレット」彼は静かに言った。「君に伝えておきたいことがある」
「何かしら?」
「君が最初に時間を遡ったとき、私は君を婚約破棄し、追放したと聞いた」彼は真摯な表情で言った。「その記憶は薄れているが、もしそれが事実なら、心から謝罪したい」
ヴィオレットは小さく首を振った。「あなたは宰相に操られていたのよ。それに、あの記憶はもう別の時間軸のもの。私たちは新しい道を歩んでいるわ」
「それでも」王太子は真剣な眼差しで彼女を見つめた。「君たち姉妹が現れ、真実を明らかにしてくれたことに感謝している。私も長い間、宰相の影響下にあったのかもしれない」
「殿下は『月影の守護者』でもあるのですよね?」ヴィオレットは確認した。
「そうだ」彼は頷いた。「私は表向きは王太子として、裏では守護者として王国を守る立場にある。それが王家に課せられた使命だ」
彼らは互いに頷き合い、それぞれの道を行った。
ヴィオレットが自室に戻ると、セレストが窓際で彼女を待っていた。
「姉さん」セレストは優しく微笑んだ。「今夜は一緒にいてもいいかしら?多くのことを考える必要があるけど、一人では難しくて…」
「もちろん」ヴィオレットは嬉しそうに答えた。「私も一人では寂しいわ」
二人は窓際に座り、夜空を見上げた。満月がルナリア王国を照らし、その光は二人の姿を優しく包み込んでいた。
「想像もしなかったわ」ヴィオレットは静かに言った。「私が時間を遡った時、ただ自分の運命を変えようとしただけだったのに…こんな大きな真実に辿り着くなんて」
「運命は不思議ね」セレストは同意した。「私も『赤き月』に操られ、偽りの聖女として生きていた。でも今は、本当の自分を取り戻したわ」
「それに、姉妹として再会できた」ヴィオレットは彼女の手を握った。
「ねえ、姉さん」セレストが静かに尋ねた。「私たちが『赤き月』を倒した後は、どうするつもりなの?」
ヴィオレットは一瞬考え込んだ。「正直なところ、まだわからないわ。でも、二人で一緒に考えていきましょう」
「そうね」セレストは微笑んだ。「私たちにはたくさんの選択肢があるわ」
「フレデリックのこと、どう思う?」ヴィオレットが唐突に尋ねた。
セレストは驚いた表情を見せた後、くすりと笑った。「彼は姉さんに惚れているわ。誰の目にも明らかよ」
「そんなことないわ」ヴィオレットは頬を赤らめた。「私たちは幼馴染で…」
「幼馴染以上よ」セレストは意地悪く笑った。「彼は姉さんのためなら命も惜しまないわ。シャンデリアを落とす時の彼の決意を見れば明らかだもの」
二人は笑い合い、夜が更けていくのを感じながら、これからの未来について語り合った。
翌朝、王宮では『赤き月』との決戦に向けた準備が始まった。王太子は信頼できる騎士たちを集め、レイモンドは残りの『月影の守護者』たちに連絡を取った。フレデリックは武器と装備の調達を担当し、ヴィオレットとセレストは自分たちの力を最大限に引き出す方法を研究した。
「月環の欠片と太陽の羽飾りは、二人で使うとより強力な力を発揮する」レイモンドは説明した。「それは単なる力の加算ではなく、掛け合わせなのです」
「でも、どうやって使えばいいの?」ヴィオレットは尋ねた。
「古代の記録によれば」レイモンドは古い羊皮紙を広げた。「月と太陽の力が一つになる時、『時間の扉』が開くとされています。それは過去への扉ではなく、可能性の扉—つまり、未来を形作る力です」
「未来を形作る…」セレストは考え深げに繰り返した。
「『赤き月』はその力を悪用して、歴史を捻じ曲げようとしているのです」レイモンドは続けた。「しかし、本来その力は創造と保護のためのもの。君たち姉妹こそが、その力の正当な継承者なのです」
彼らの準備は着々と進み、一週間後の「三度目の月光」に向けた作戦が固まっていった。そして、その間も、ヴィオレットとセレストの間には新たな絆が育まれていった。かつて対立していた二人は、今や互いの存在なしでは考えられない姉妹となっていた。
作戦の前夜、ヴィオレットは自室のベッドに横たわりながら、過去の旅路を振り返っていた。月光舞踏会での屈辱的な結末、時間遡行の決断、セレストとの出会いと対立、そして和解。全ては彼女をこの瞬間に導くための道のりだったのだ。
「終わりなき時間の中で」彼女は小声で呟いた。「私はようやく自分の場所を見つけた」
ポケットの中の月環の欠片と鏡の破片が静かに脈打つように光を放っていた。明日への準備は整った。彼女たちの本当の旅は、これから始まるのだ。
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