美の基準が真逆な異世界、というギャグ設定なのに、笑っているうちに胸の奥が少し痛くなる。
現実世界で「見られる側」「笑われる側」だった主人公が、異世界で突然“絶対的な美”として扱われる。
そのギャップが徹底的に誇張されていて、とにかく面白い。
鼻毛、左右非対称、すきっ歯——全部バカバカしい。のに、主人公の過去があるから笑い切れない。
これはただの出オチではなく、
「価値観が変わったら、人の尊厳はどうなるのか?」
という問いを、全力でふざけながら投げてくる作品。
軽快で読みやすく、でもちゃんと余韻が残る。
コメディが好きな人ほど、一度は覗いてほしい一話です。