エピローグ
ー…
もう声を聞く事はないと思っていたから。
久しぶりに聞く受話器から聞こえる声は少しぎこちなさそうで、でも充実していそうだった。
意気地が無いまま会うのが怖くて、長い時が経ってしまった事を詫びるが、そんなことはどうでもいい。
生きていてくれた事、それだけで胸がいっぱいになる。
お互い別々の道を歩き、交わる事のない人生を歩む。
あの時の思い出は一生の宝物。
いつかまた会える事を信じて、電話を切った。
KANEKO5 ゆかな @Kana2023
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます