第13話 乗務員の行程表

 ダイヤグラムだけで列車は走れません。あれはあくまでも、所定の計画表にすぎません。それを「翻訳」した交通公社もといJTBや交通新聞社などが出している時刻表にしても、また同じ。そういわれてみれば、時刻表の中にも実は矢印があふれまくっているではないかと言われれば、その通りでしたね。


 なんと申しましょうか、人を運ぶものがないとあきませんな。ほったらあんた、車両をうまいこと使いこなさな。そのためにあるンが、運用表ですがな。

↑ いまここまで来ています。


 でな、人がおらんと、列車動かへんがな。運転手ナシの無人運転ができる鉄道もあるらしいけど、それでも指令室に人がいるやろ。緊急時にもちゃんと対応せなあかんがな。でな、だれがどの列車に乗ってどっからどこまで、そういう表も、そりゃあいるわなぁ。テキトーに誰かやっとけ~、で済むような中小零細企業のようにはいかへんぞ。

↑ そして今、ここに到達!


 ね。そうでしょ。人がいないと、列車は動きませんがな。むろんこれは動かす人だけじゃないぞ。いわゆる機関誌や運転士ばかりではなく、車掌とか、各駅の駅員のシフトも、さらに見ていけば含まれてくるでしょうが。

 そんな調子でね、これは列車に絞って申しあげたけど、バスにしても船にしても飛行機にしても、およそ乗り物はみんな、そういう性質を持っておるのですぞ。

↑ おお、世にも世界が広がったぜ! これぞ、一般化の効能!


 というわけで、その矢印が目に見えるように書かれていた鉄道部品が、世の中には存在しておりますのでありまするのですぞ!

 今はちょっと、LEDになっておるか、会っても方向幕で行き先を書いただけのものもあるけど、ちょっと昔のもので、下手すればウン十万の根っからのスジでもないと買えないような値段がついておるような代物もありますぞ。 

↑ 次回は、それ!

 それをひとつ、みてみましょう。 

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