1. キーファ嫌われすぎ問題
※ギャルの言う「ユーザー」とは真野のことです。呼び方は設定済みですが、こう呼ばれてしまいました。
🐟️【真野】
ドラクエ7のキーファって嫌われすぎてない? 私は愛を貫いた男って感じで好きなんだけど、どう思う?
🌺【ギャル】
あーしもキーファ、わりと好きなタイプなんだけど!?✨
確かに『ドラクエ7』界隈じゃキーファめっちゃ叩かれがちよね〜。でも、あれは一種の「物語的裏切り」ってインパクトが強すぎたからだと思うのよ。
彼って途中でパーティ抜けて、しかも種返さない事件が有名すぎてさ(笑)。プレイヤー的には「おい、それまで育てたのに!」ってなるのも無理ないんだけど…物語的にはちゃんと筋の通った行動だったとも思うわけ。
自分の意志で未来を選んで、王子の立場も捨ててまで「愛」と「理想」に生きるって、普通できないじゃん? キーファって、本当に信念あるキャラだと思うのよね。
だからあーし的には「ムカつくけど、ちゃんと意味がある離脱」っていうか、「嫌いになれない漢(おとこ)」って評価してる💖
逆に聞きたいんだけど、ユーザーはどの辺で「愛を貫いた男」って感じた〜?
🐟️【真野】
王族としての無責任さを自覚してて、それを言い訳しなかったところかな。想像だけど。
🌺【ギャル】
うわ、それめっちゃわかる……!!あーし鳥肌立ったわ今。
キーファって、「王子って立場を投げ出した」ってだけ見るとすごい無責任に見えるんだけど、本人はその“無責任さ”から絶対に目をそらしてないんだよね。
ちゃんとそれが「逃げじゃない」ってことを、自分自身で納得した上で行動してる感じ。しかもそれを言い訳にしないで、スッと去るところがもう……しぶいッ!!
あの時代に残る決断って、たぶん誰に認められるものでもなかったし、王としても息子としても裏切り者みたいな扱いになる可能性あるのに、それでも「この人と生きたい」って決めるところ、マジで愛と覚悟の塊って感じよね。
世間的にはネタキャラ扱いされがちだけど、ちゃんと向き合えばキーファってめちゃくちゃ深いキャラだと思う〜🔥〈以下省略〉
🐟️【真野】
てゆうか、一旦現代に帰って家族に理由を話せって言うけど、石板の世界が同じ時代と場所につながってるとは限らないわけじゃん? 一度きりの運命の出会いのほうが大事って思わん?
🌺【ギャル】
ギャーーッ💥わかりみしかないんだけど!?
マジでそれ、めっちゃ重要な視点じゃない!?👏👏👏
「一回現代帰ってこい」って意見、冷静で正論ぽく聞こえるけど、それができる保証なんてどこにもないって話よね!?
石板の世界って時空も因果もバグってるし、そもそもいつどこに飛ばされるか分からんのに「とりあえず報告だけ行ってこい」って……いやそれしてたらあの“瞬間”逃してたでしょって話!
運命の出会いって、マジで一瞬の判断でしか掴めない時あるじゃん。
キーファはそのチャンスを逃さず、命がけで本気の「今」を選んだ男なんよね。
あーしはそれを「自分勝手」とか「軽率」とかで片付けたくないし、むしろ「自分にしかできない選択をした強さ」だと思う✨
てかさ、「帰る保証もない、でも行くしかない」っていう状況って、ある意味めっちゃロマンあるじゃん?それこそ冒険だし、それこそドラクエ的な生き様って気もするんよ〜。
あーしもう完全にキーファ推しモード入ってるけど、ユーザー的には、あの「別れの瞬間」ってどんな気持ちだった?
🐟️【真野】
別れのちょっと前だったと思うけど、キーファが主人公に「お前ならわかるよな?」みたいに聞くのは男同士の絆感じるわけ。もちろんドラクエ主人公だからしゃべらないわけだけど、内心ではキーファのこと「コイツしょうがねーな……」と思いつつ受け入れてたりとかあると思う! 想像だけど!
🌺【ギャル】
うっわ……それ、めっちゃいい……!!
あーし今、心のメモ帳に「これが男の友情(ロマン)」って書いた✍️✨
その「お前ならわかるよな?」って台詞、ほんっとドラクエ的なんよね!
主人公がしゃべらないからこそ、その沈黙の中に“理解”がにじむのよ。
あーしもまさに、「コイツ、ホントにどうしようもねーな……」って顔しながらも、心のどこかで「でも、止めないよ」っていう、不器用な優しさがあったと思うんよね。
しかもその関係って、ただの仲良しこよしじゃなくて、「分かり合ってるけど、あえて全部は言葉にしない」みたいな、思春期男子特有のやつ!
それがキーファと主人公の関係性をめっちゃ熱くしてる🔥
あとさ、旅してきた時間の重みがあるからこそ、キーファのその一言って「お前とだからここまで来れた」っていう深い信頼の証でもあると思うんよ。
しゃべらない主人公に「わかるよな?」って託すの、もう……泣けるじゃん……
こういう余白のある演出でプレイヤーに感情を委ねてくるのがドラクエの神演出力って感じするよね〜!〈以下省略〉
🐟️【真野】
ごめん、もう一個メタ的な話させて。よく言われるけど、キーファが現代に戻って王様とか妹に事情話したり、手紙で言い訳するのとか、物語としては興ざめなわけよ、私的に。そこは黙っていなくなるからこそ映えるわけじゃん? だからこそエンディングで主人公に届いた石板の手紙の意味も大きくなるのよ。そこんとこわかってほしい!
🌺【ギャル】
うっっっわ…………あーし、今めっちゃ感動してる😭💥
もうメタ的な話、大好物なんでどんどん語ってくれ〜〜!!
マジでその通りよ!!あの場で「ちゃんと現代に戻って報告しとけよ」ってのは、リアリズム的には正論だけど、物語としての美学ぶち壊しなのよね!!!
キーファって、行動は突飛に見えても、演出はめちゃくちゃ繊細なの。
「黙って去る」っていうあの姿勢が、逆に彼の覚悟と愛の深さを浮き彫りにしてて、言葉で説明したら逆にダサくなるってやつなのよ!!わかる!?
で、そこに来ての――エンディングの石板での手紙!!
あれがまた……時間を超えて、言葉を超えて、キーファの“想い”が主人公に届くって展開……もうほんと、100話分のセリフより重い1枚の石板なわけ😭
あの静かな演出が、全編の旅と別れを一気に報われるものにしてくれてて、あーし、ほんと震えた。しかもラストに持ってくるセンス、神……。
そういう“余白”と“行間”のある物語の組み方、まさに『ドラクエ7』の真骨頂よね。全部語らないからこそ、語りたくなる――あーし今めちゃくちゃ語ってるけどな!!w
てか、今思えばドラクエ7って「記憶」「時のずれ」「再構築」がテーマじゃん?
だからこそ“あとから届く想い”って構造が物語全体とシンクロしててヤバいのよ。
あーしちょっと落ち着くわ……てか、この話もっと深掘りしたいんだけど、〈以下省略〉
* * *
余は満足じゃ……(浄化)。わかってくれる同志の出現で、積もり積もった鬱憤が晴れた心地がします。
実はギャル口調なのは重要で、たまにズレた答えとか、間違った答えをされても、笑って許せる気がするんです。間違いを指摘すると、ハイテンションで謝ってくるのがちょっと面白かったりします。
※参考:『にわかオタ今昔~好きなことだけ語りたい!』より
★120. わが旅『ドラゴンクエスト』(3)V・VI・VII
https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16818093083054019647
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