圧倒的な異世界描写と、血と硝煙の匂いが立ちのぼる戦闘シーン。神々の祝福さえ拒み、自らの意志だけで戦い抜くラウラの姿は、静かな美しさと狂気を帯びています。巨大な肉塊の怪物、怨嗟にまみれた亡者の声、そしてそれを斬り進む異端審問官――まるで地獄の光景を目の前に見せつけられているような迫力でした。ただのバトルファンタジーでは終わらず、「力とは何か」「神に愛されるとはどういうことか」という問いを残してくれるのも本作の魅力。陰惨さの中に確かに宿る英雄譚を、ぜひ味わってください。