プレーヤーの時は、全てのモノゴトを短期的に考え、閃きを実践し、「収穫」を重視した。目の前の売上・利益を考え、販促投資も、直ぐに効果が現れる事に特化した。歳を重ね、マネージャーになると、全てのモノゴトを中長期的に捉え、「種をまく」を重視するようになる。目の前の売上・利益も重要だが、市場の動きを見ながら、芽が出そうなところに投資を行う。プレーヤーの頃は、失敗を恐れ冒険が出来なかった。会社との、上司との信頼・信用も無く、失敗は即座に評価に繋がる。それを恐れてか？成功する確率のものしか投資ができない。無茶と見える私でも、若い頃は、生き方を考えた行動を取り続けた。

ある時、「今が楽しいですか？」

という言葉を頂き、自分を信じた投資に切り替えた。「楽しい」大きな失敗が無く、会社・上司からの信頼・信用を勝ち取って行った。会社というのは不思議で、信頼・信用を勝ち取ると、「任せた！」を貰える。マネージャーになり、部下の仕事は、「自分の目で見る」と現場主義を貫いた。あるレベルまで来ると「任せた！」を連発した。この言葉の後は、プレーヤーの成長は凄まじい。大きな案件は、ブレーンと位置付けた知人に相談し、最後は自分で判断した。「普通は楽しくない。攻めの行動を行い、周りに影響を与えた。」「失敗しても、金銭面で損するだけでしょ。取り戻せば良いでしょ」信頼・信用を得ていれば、ブレる必要もない。「任せた！」である。

但し、マネージャーになると、いつも「続ける為の投資」を心掛けた。「後輩たちに残そう」成功しても、失敗しても、要因を明確にし、我々の財産にすればいい。ポジションによって、考える視点は違います。「上司がプアー」と言っているプレーヤーに告ぐ。あなたと、上司は、視点ポイントが違うのです。