第10話  法廷での勝又夫婦の喧嘩開幕!!

第1編 地方裁判所。

スーツに身を包んだまどか💛が、颯爽と法廷へと向かっていた。

胸元には弁護士バッジ、膝丈スカートから伸びる脚線美、揺れるポニーテール。

誰もがそのスタイルに目を奪われた……かと思いきや、彼女が背負っていたのはヨガマット。まさかのリュック型。


まどか💛「あ〜あ。今日はホットヨガの日だったのに。スタイル維持には運動が欠かせないのよねぇ💛」


警備員の岡村が笑顔で迎える。


岡村警備員「まどかさん、今日もヨガのあとですか?」

まどか💛「んふふ、岡村さんも始めてみたら?代謝、上がるわよぉ💛」


まどか💛がそっと前屈みになり、耳打ちする。岡村の視線は胸元に釘付けだ。


まどか💛「私が綺麗な方が、裁判所も華やぐでしょ?」

岡村は頷くことしかできず、通してしまう――

法廷警備員すら、彼女の掌の上だった。


第2編 開廷直前:打ち合わせ室

打ち合わせ室では恭二が藤川雅子・孝太郎と話し込んでいた。

藤川勝己は病状不安定で欠席。


孝太郎「看護師も“ぶつけた”って言ってましたし、認めた方が……会社にも影響が……」

雅子「なに言ってるの! あの人たちは父に暴力を振るってるのよ!?放っておいていいの!?」


涙をこらえる雅子。

恭二は真剣な眼差しで彼女を見る。


恭二「病院側の隠蔽は明らかです。私は監視カメラ映像を確認しました。看護師が腕をつねっていました。証拠は揃っています。正義は、必ず通ります。」


それを背後から見ていたまどか💛は、くすりと笑う。


まどか💛(ふーん、映像だけ? ……甘いわね💛)


第3編 法廷前、運命の再会

ヒールの音が響く。

恭二が振り返ると、そこにいたのはまどか💛だった。


恭二「まどか!? 今日はホットヨガじゃ……」

まどか💛「その前に、燃焼させたい“勝負”があるのよ❤️」


その直後、渡辺事務長が両手を広げて登場。


まどか💛「あら、なべちゃ〜ん❤️ 麻布十番の『ガジェット』最高だったわ。パセリとエスカルゴのパスタ、また食べたいなぁ〜」


渡辺「気に入ってもらえて何より」

まどか💛「じゃ、行きましょ? なべちゃん💛」


2人は仲良く法廷へ。

唖然とする恭二。やがて、ようやく気づく。


恭二(まさか……小舟東病院の顧問弁護士……! "リーガルモンスターガール"って……!)


まどか💛「そうよ💛でも、"モンスター"は余計ね? 可憐な美女に失礼でしょ?」

耳元で囁く。


まどか💛「合法的な……夫婦喧嘩、楽しみましょ❤️」


恭二は混乱する。気づけば、彼女はもう法廷内。

席に着いたまどか💛は椅子をくるりと回して余裕の笑み。


第4編 法廷開廷、そして攻防開始

開廷の号令が響き、礼。

法廷という名の“夫婦喧嘩”が幕を開ける。


原告代理人として恭二が尋問を開始。


恭二「藤川雅子さん。あなたは小舟東病院で医療事務をされていましたね?」

雅子「はい……。でも、父が……統合失調症で……」

感情的になり、嗚咽混じりに語る彼女。


恭二「彼女は長年、父の介護に苦しみ、今も苦しんでいる。だからこそ、今回のような悲劇が……」


だが――


まどか💛(バンッ)「裁判長、原告代理人は重大なミスをしています。この裁判の争点は“病院に虐待があったかどうか”です。家庭の事情は、関係ありませんわ❤️」


一撃で論点をずらされた恭二、必死に食い下がるが――


裁判長「被告代理人の主張を認めます。」


恭二は絶句。


彼の目に映るまどか💛の書類の上には――

《レンタル彼女サンライズ 顧客名簿》

そこにあったのは――中里英二、裁判長の名だった……。


まどか💛(ふふふ。うちの“みずきちゃん”、サービス精神旺盛なの。鳩サブレーも忘れずに❤️)


第5編 まどか💛の逆襲、始まる

まどか💛「雅子さん。『お父さんがいなくなればいいのに』って……言いましたね?」

雅子「そんなこと……っ」

まどか💛「家事が二倍、介護は日常。毎日“もし誰か代わってくれないかな”って、思っても不思議じゃないわよね?」


恭二「裁判長‼️被告代理人の発言は――」

裁判長「静粛に。」


まどか💛「つまりこういうこと。“お父様の世話”を病院に押し付け、あなたは自分の生活を守った。それだけのことですわ。」


雅子「違う‼️私だって……がんばって……! 私の何がわかるのよ‼️」


法廷に響く怒声。

恭二が支えるも、雅子はもう立っていられなかった。

尋問は、最悪の空気で終了。


第6編 ラスト:まどか💛のターン

裁判長「被告代理人、尋問をどうぞ。」


静かに立ち上がるまどか💛。

その笑顔は、美しくも恐ろしい。


まどか💛「さぁて……ここからが、本当の裁判よ💛」


――《リーガルモンスターガール・まどか💛》、

ついに反撃開始。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る