第2話 悲しき恋

初めての徐霊が無事終わり

女の子も成仏できたかなって思ったら

「おねえちゃん?」

家までついてきていた。

ひなちゃんは、おうちまできて助手のお仕事手伝ってくれていた。

「どうしたの?」

「地縛霊の人をみつけたんだけど」

「え、もう?」

「うん」

「また帰りに寄ってみるから場所を教えてもらえる?」

私は助手のひなちゃんに地縛霊の場所と特徴を教えてもらっていた。

どうやら今度の地縛霊は若い男性で恋人に告白する前に殺されてしまったらしい

それで未練が残り成仏できずに地縛霊となって彼女の家付近で地縛霊となって縛られているらしい

私はとりあえず急ぎで学校へいくことにした。

今日は余裕をもって起きれたからあのザーマスには会わないと思う

助手が優秀で朝起こしてくれる

私が校門まえにつくとザーマスがいた

「あらあら、今日はお早いこと」

「まあ私にかかればこんなもの容易いですわ」

「それなら最初から本気をだしてほしいものですね」

いちいちつっかかるこというのね

「おほほほほ、それでは」

私はこれ以上なにか言われるのも嫌なのでそそくさに学校内に入った。

「やっほー!みこっちゃん」

「おはよう~」

「今日は早いんだね」

「うん、今日はね」

「なにかあったの?」

「ううん、特に?」

起こしてくれる助手がいるなんて口がさけても言えない

「今日はカフェいける~?」

「ごめん~今日も無理そう」

「ふえ~」

「ほんとごめん」

「おねがいじゃあみこちゃんエネルギーがひつようなんじゃあ」

とわけのわからないことをさーやが言ってきた。

どっちも大事なんだけどうーんと考えてると

「私が今日はいってあげるから」

とそよみちゃんがいってくれることに

「そよっち~ありがとう」

「みこっちゃんも今度は必ず付き合ってよ~」

「うんわかった」

なんとかこれで収まりがついたと思いたい

そよみにウィンクされてマジでごめんとかっこうだけむけて合図した。

そよみは私の空気を読むのがうますぎてマジで神

そして授業が終わり

下駄箱付近に女の子の霊が近づいてきた

「ひなちゃん?」

「うんおねーちゃん今日はいくんだよね?」

「うん案内して」

私はひなのちゃんに霊の場所まで案内してもらった

「ここが例の場所ね」

「あそこにいるよ」

とひなのちゃんがゆびをさしてくれた

みるとストーカのような男性の霊がいた

だれかの帰りを待っているかのように

私はその男性に声をかけた

「あの~」

「え!、すすす、すみません」

男性はかなりきょどったように柱に身を隠した

「あの!私は徐霊士の巫女兎といいます」

「じょ、じょれいし?」

男性には徐霊士というものがわからなかったらしく混乱しているようだった。

「あなたは死んでお亡くなりになっているんですがそれはわかりますか?」

「ええっと…たぶんそうなんだろうなってことは」

男性は未だに自分の状態の理解が追い付いていないようだった。

「おにいちゃんも死んでるんだよ」

とひなのちゃんが優しく声をかけた

「きみも?」

「うんひなも交通事故で死んじゃって」

「ぼくは……なんで死んだんだろう」

男性はなんで死んだのかわからないようだった

「ただ、僕は彼女に告白をしたかったんだと思う」

「だからここでこうしていつも待っていて」

「でも彼女には僕の姿がみえないようで声をかけても無視されるんだ」

「それはあなたが死んでいて彼女にはもう見えないから」

「そっか……。」

この男性がなぜ死んだのか調べる必要があるのかもしれないと私は思った

なのでここは一旦家に帰り調べることにした

「ひなちゃん今日は帰ることにするわ」

「え?徐霊しないの?」

「うーんするにはあまりにも情報が少なすぎるの」

「どうしてこの男性が死んでしまったのか」

「ほんとに恋人なのかどうか、身内の方はどうしているのか調べないと正しい徐霊はできないの」

と私はひなのちゃんに説明をした。

「そっか~わかった」

「ひなもこの人のこと調べてみるね」

と助手のお仕事頑張ってくれるようだ

私は帰って過去の新聞の記事とかを見てみることにした

最近この辺で亡くなった男性の記事は……と

うーーーん…ん…

ない…ないんだけど?

名前は聞いていた

確か溝口 勇太って名前だったわね

うーんないんだけど

もしかしてまだ死んでることも公になっていない死体が見つかっていない事件のものの可能性もある?

こういう未解決事件に手を出すとあとがやっかいなんだけど

と私は頭をかかえていた

警察沙汰になれば確実におばあちゃんにみつかる

それはやばいまじでやばいわ

外出禁止令がだされる危険がある

とりあえず助手の帰りを待ちましょうか

私は優秀な助手の帰りを待つことにした

「おねえちゃん戻ったよ~」

「どうだった?」

「これがすごいの」

「どうすごいの?」

「このおにーちゃんまだ遺体が見つかっていないらしくて事件にもまだなっていないみたい」

「やっぱり未解決事件かぁ」

「どうするの?」

「どうするって未解決事件なんて手をだせないじゃない」

「このおにーちゃんいじめにあってたらしくてその過程で殺されたんだと思う」

「なるほど~てことはそのうち捜索願とかそういうのがでて時間がたてば事件になるわね」

「その中で彼自身が出てきたら…」

「ん?これって自首をさせることもできるのでは?」

殺した人が出てきたら犯人にとってこれほど恐ろしいことはないわよね

「それで犯人はわかるの?」

「うん近所の男の子でおにーちゃんが縛られている近くの家にすんでるよ」

「なるほどその男の子も彼女とは何かしらの因縁があるそうよね」

「男女のいざこざで目障りになっていじめた挙げ句殺したってところかしら」

「その犯人の男の子の前に化けてでたらさぞかし驚くでしょうね」

「そしたら怖くて自首をしてくれるかもしれない」

「おねえちゃんそれいけそうだね」

助手ものりきらしい

「じゃあ明日はその線でいってみようか」

自首さえしてしまえばあとは警察が調べてくれるだろうし情報も出揃うでしょうね。

翌日は学校がおやすみだったので朝から現場周辺にいた。

あの男の子が家にいればうまくいきそう

私は助手に見てきてもらった

「どう?」

「うん今なら家にいるみたい」

「よし!じゃあ作戦開始!」

「らじゃあ」

私は地縛霊の男の子にまた話しかけた。

「ゆうたくん」

「ああ、あなたは昨日の」

「あなたがなぜ死んだのかわかったわ」

「あなたは彼女を好きな男の子にいじめられてそして殺されたの」

「だから告白をする前に殺されたんだと思う」

「え!そうなんですね」

「だからその男の子に自首をさせたいと思う」

「あなたにとっては殺した犯人よ」

「苦しませてやりたいってきもちがあるとは思う」

「だからあなたにはどうしたいか聞いてみたい」

「ぼくは、まだ記憶が欠落しているからその男の子のこともおぼえてないんだ」

「だから憎しみみたいなものがあるわけじゃない」

「今は彼女に告白ができなかったことが悔しくて心残りでここにいるんだとおもう」

「ただ、事件が解決することで僕の未練や思いが伝わるのであれば協力させてほしいと思ってます」

「うん、たぶん大丈夫だと思う」

「事件が表にでたら警察が調べてくれると思う未練や遺体もきちんと弔ってもらえるから成仏ができるんじゃないかと思うの」

「だからあなたを利用させてほしい」

「わかりました」

「あなたには私に憑依をしてもらって犯人にあってもらうわ」

「そこからはあなたにまかせる」

「会うだけでもいいしなにか聞きたいことがあるなら聞いて」

「でも時間はあまり長くないからそれだけは覚えておいて」

「わかりました」

そう言って私は憑依の儀式をはじめた。

あなたの御霊を私の体に憑依させ思いを体現したまえ!

男の子の霊体がふぅっと消え私の体が男の子の体になった。

「こ、これがぼく?」

「おにーちゃんあの家が犯人の男の子の家だよ」

「うん、ありがとう」

ゆうたは犯人の家にいきチャイムを鳴らした。

ピンポーン

「はーい」

「どなた……」

「お、おまえは!」

「し、しんだはずじゃ」

「僕は死んだみたいですがあなたはこのあとどうするんですか?」

「僕のことをずっとわすれられず苦しみ続けるんですか?」

「う、うるさい!」

「おまえがいけないんだ!」

「彼女にちょっかいをだすから」

「お前みたいなゴミが!」

「それでも人を殺すのはいけないことだよ」

「う、うるさい!!!かえれ!」

バタン!

扉は勢いよく閉められた

「これでよかったのかな?」

「あのおにーちゃんすっごく動揺してた」

「たぶん苦しんでいると思う」

「少しでも苦しんでくれたら僕も報われるのかな」

ふぅっと男の子の霊体が外にでて巫女兎の体がもとに戻った。

「これで自首をしてくれたらいいんだけど」

私はやりきったかのようにその場から離れた

それから数日が経ち

あれ…この記事

私は新聞を見ながら一部の記事に驚いた

男子中学生がいじめのすえ殺してしまい死体を遺棄したと事件が書いてあった。

被害者は溝口 勇太さんで遺体は近くの雑木林から白骨となってみつかったもよう

どうやら自首をして事件が発覚したみたい

あとはこの男の子が彼女に告白ができたら万事解決かしら

わたしがそう思ってみていると

「おねーちゃん」

「ひなちゃんどうしたの?」

「あの男の子成仏したみたい」

「え!?」

「まだ告白してないけど」

「なんかね女の子のほうも好きだったらしくてそれで遺体にご対面をして告白したみたい」

「それであの男の子も安心して成仏したみたいなの」

なんてことだ私なしでも成仏できるんじゃない

まあ報酬なんてないだろうし基本はお気持ちしかもらわないからいいんだけど

と私が思っていると

「あのおにーちゃんから報酬もらったよ」

「え?」

「お気持ちだけどわたしてくれって」

「彼女に渡すつもりだったものでもういらないからって」

「これはイヤリング?」

わたしは白く輝く水滴がたのイヤリングをもらった

まあ気持ちでも嬉しいかな

とわたしはイヤリングを大事にしまった。

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