妖精の森 / The Fairy Forest
ユルング
プロローグ
真の自由とは、窮屈も過酷もなく、決して外を覗き見ることのできない、そんな
かつて、文字通り世界を二分する一つの大戦があった。
「
巨大な力を持つ二つの種族、竜と妖精が世界の
彼らの実力は目を見張るものがあった。
火妖精の火力は竜の筋力に負けず劣らずであったし、水妖精の精神操作は竜の軍勢を同士討ちさせ崩壊させるのに大いに役立った。風妖精は戦場を
だが......それだけだった。
両種において、個としての力量には純然たる差があった。竜族のファイア・ブレスは1回で50の火妖精を耐性ごと燃やしつくし、軍師を失い残された
妖精は敗北した。
竜の軍勢と一匹の英雄が妖精王を見下ろして笑った。英雄が駆け、
「妖精の森」
その中には数多の動植物が息づき、固有の生態系を形成している。妖精は街や娯楽施設、経済、宗教を発展させ、気ままに暮らしている。妖精王は日に10の妖精王子と1000の妖精を生み、森は繁栄の
妖精王の天蓋は100年もの間、破られていない。
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