続き期待してます。
合気剣を学ぶ者として、この物語には震えるほど共感しました。仮想現実が主流になっても、実際に身体を動かし、布袋竹刀で汗を流す。その姿勢に、武道の本質を見る思いです。春夜の「剣に人生を支配されながらも、最後にその剣にすがる」展開は、武術者なら誰もが共感できる“剣の業”そのもの。父の教え、師範代としての誇り、そして家族への愛。そのすべてを背負ってダンジョンに挑む姿は、まさに“現代の武士”です。剣術経験者はもちろん、武道の精神に触れたいすべての人におすすめします。
主人公は剣術使いという事で剣一本、接近戦を得意としていますが、対するダンジョンのモンスター達との戦闘はそれなりにシビア。多対一との戦闘を強いられる場面では冷静に彼我の戦力差を分析し、戦闘を運んでいます。メインの戦闘描写はあっさりしつつも確かな味わいがあり、具体的なイメージを読者に委ねてくれるような文章なので非常に読みやすい。無双物でありながら読み応えのある作品です。
更新ガンバです💪