第2話 さらけ出した初夜、そして新たな一歩
部屋の明かりを消した穣司はゆっくりと恵梨奈に近づき、鋭い爪を持つ大きな手をそっと彼女の顔に置いた。
その触れ方は、まるで壊れ物を扱うように慎重だった。
恵梨奈の体は一瞬硬直し、過去の記憶が脳裏を過った。
乱暴に引き裂かれた服、冷たく重い手の感触、押し潰される恐怖。
恵梨奈
「やっぱり…また同じ」
彼女は目を閉じた。だが、穣司の指先は力を込めず、ただ優しく彼女の頬を撫でた。
恵梨奈は息を呑み、彼の動きを見守った。
彼女の硬直した身体が一瞬震えたが、彼の爪は決して彼女を傷つけることなく、柔らかく髪をかき上げた。
穣司
「ウゥ…絶対に傷つけない。」
恵梨奈の胸がざわついた。
穣司の声は囁くように低く狼人間の凶暴性が抑えられていることが伝わってきた。
彼の大きな口が近づき、恵梨奈の額にそっと触れた。
狼の口元から熱い息が彼女の肌をくすぐり、次に彼のキスが頬に、そして舌を少し使いながら首筋に移った。
獣の姿とは裏腹にその動きは驚くほど優しく丁寧だった。
穣司の手が彼女の体を抱き寄せ服の襟に掛かり、ゆっくりとボタンを外し始めた。
爪が布を引っ掛け傷をつけないよう慎重に、まるで時間をかけて彼女の心を開こうとするかのように。
恵梨奈
「穣司… 何…?えっ… あぁ…」
恵梨奈の声が掠れ、彼女の瞳に混乱と微かな動揺が浮かんだ。
過去の男は、欲望のままに彼女を壊した。
だが、穣司の金色の瞳は、まるで彼女の心の傷すら見つめるようだった。恵梨奈の呼吸がわずかに落ち着き、肩の力が抜けた。
過去の暴力的な記憶とは全く異なるこの感覚に、彼女の不信感がすでに揺らいでいた。
穣司は恵梨奈を優しく抱きしめる。
恵梨奈
「…っ!(…。どうしよう…抗えない…。)」
穣司は狼人間の大きな口と牙で傷つけることなく彼女の唇に優しくキスをして呟いた。
穣司
「良い匂いがする…。恵梨奈…愛している…。んっ…」
彼の声は低く愛情が滲んでいた。
狼人間穣司からのキスを受けた恵梨奈は思わず受け入れてしまった。
恵梨奈
「んっ…。
(どうしよう……むしろもっとして欲しい…
穣司のキス、このふかふかの体毛…
すごく気持ちいい…えっ…何?この気持ち…)」
穣司は再び体を抱き寄せ恵梨奈の服を丁寧に一枚ずつ脱がす。
満月の光が恵梨奈の肌を照らす中、穣司の大きな手が彼女の背中を撫でた。
鋭い爪が触れるたび、彼女は少し緊張が走り息を止めたが、彼は決して力を込めずただ優しく彼女を抱き寄せた。
穣司
「ウゥ… 爪…怖いよな…
でも絶対に傷つけない…絶対に…絶対に…絶対に!」
狼人間姿の彼がこんなにも穏やかでいられることに、恵梨奈の心が少しずつ解け始めていた。
恵梨奈のシャツのボタンが全て外れた。
恵梨奈
「はぁ…どうして…こんなに丁寧なの?
随分焦らすんだね…。ねぇ、どうして?
この状態の…私の服や下着を強引に引き剥がしたり…そういうのは…しないんだ…。」
穣司
「そんな事しない。したくない…。
俺の力でそんな事したら、恵梨奈の体も心も傷つく…絶対に傷つけない…。絶対に…」
恵梨奈
「穣司…。もう…恥ずかしい…
でも…ありがと…」
穣司
「恵梨奈!?ウォ…」
恵梨奈は眼鏡を外し服を脱いで穣司の体を抱きしめた。
彼女は穣司のふかふかの体毛に触れ、彼女の胸に温かい波が広がった。
恵梨奈
「穣司…あなたは…ケダモノじゃない…。
良かった…。」
そう呟く声は、涙と一緒にこぼれた。
彼女は彼の腕に身を委ね、初めて自分の心が開くのを感じた。彼に体を委ね信頼をした何よりの証だ。
穣司
「恵梨奈…ああ…俺は違う。
ああ…あったかい…
はははっ…ああ〜本当に嬉しいな…。
夢みたいだ…。」
彼女の体から抱きめられた穣司は一瞬戸惑いつつ、嬉しそうに息を少し荒げながらも優しく抱きかえした。
恵梨奈
「ふふっ…穣司の体もふかふかだね…。
あったかいな…」
照れながらも微笑む恵梨奈。
恵梨奈からの思わぬ行動と言動に穣司も自身の胸が高まる音を実感し、優しく手を添え体を抱きかかげ彼女に問う。
穣司
「あぁ…幸せだ…恵梨奈…立ったままだと疲れるよな?ベッドに移動して良い?」
穣司の金色の瞳が彼女を見つめ、恵梨奈は顔を赤らめ恥じらいを持ちながらも頷く。
ベッドに移動し彼は時間をかけて恵梨奈を最後まで丁寧に愛した。恵梨奈も穣司からの優しい愛を受け止めた。
彼女の硬かった心が、彼の純粋な想いと優しさに溶かされた。
部屋のベッドには大きな狼人間と女性が寝ている。
狼人間穣司は恵梨奈が床に落ちないように彼女の体を自分の体に引き寄せる。
恵梨奈も彼に密着してふかふかの体毛を手で撫でている。
恵梨奈
「この感触…たまらない…。ふかふかして気持ちいいな…。ねぇ…穣司、明日仕事?」
穣司
「いや、休みだよ。」
恵梨奈
「なら明日まで一緒にいて欲しい…。」
穣司
「恵梨奈…。俺も一緒にいたい。」
翌日が休みであることを知った二人は、時間を忘れてお互いを何回も求め合った。
狼人間のまま恵梨奈の体を抱きしめながら気がついたら眠ってしまった穣司。
4月でもまだ夜は寒い日だったせいか、穣司の狼人間の体毛が良い温もりに感じた恵梨奈。
恵梨奈
「はぁ…ふかふか、ホントにあったかい…
あれ?穣司?
寝ちゃったか…ふふっ。
ふわぁ〜眠い、私も寝よ。おやすみ。」
恵梨奈も一緒に眠り一夜を共にした。
翌朝
日の光がカーテンの隙間から差し込む中、目が覚めた穣司…
その姿は人間に戻っていた。
人間姿の穣司も学生時代、消防士時代としっかり体を鍛えていたせいか世の男性と比べかなり筋肉質である。
穣司
「ん…眩しい…」
恵梨奈
「おはよ。」
彼の顔を見て優しく微笑む恵梨奈。
いつもの眼鏡姿とに部屋着のパーカーを着ている恵梨奈。
穣司
「ん…あ〜 おはよう…恵梨奈さん
あっ!えっっ 何で俺、裸…?
はっ!やばいっ…俺なんて事…!」
昨晩の記憶が蘇った人間姿の穣司。
自分がやってしまった事の大きさを認識し、かなり取り乱した。
起き上がりベッドの横に正座し、恵梨奈に向かって深々と頭を下げた。
穣司
「恵梨奈さん!本当にごめんなさい!
俺、昨夜は…あんなおぞましい姿で襲いかかろうとして…
正直怖かったよね。
こんな姿で言うのも変だけど、あの…しっかり慰謝料払います。
あっケガはしてない?ケガしていたら…治療費も…」
彼の声は震え、真剣さと後悔が混じっていた。
狼人間の本能が彼女を求めたこと、いくら丁寧に愛してもあのおぞましい姿を晒したことが彼自身が許せずにいたのだ。
だが、恵梨奈はベッドに座ったまま、穣司を見下ろして小さく微笑んだ。
恵梨奈
「なぜ謝るの?あなたは昨日ちゃんと証明してくれた。
私を本当に愛してる事。」
彼女の声は柔らかく初めて見せる温かい表情に、穣司は目を丸くした。
穣司
「え…??」
穣司は戸惑いながら顔を上げ、恵梨奈を見つめた。
彼女は軽く笑いながら言った。
恵梨奈
「あなたからの優しくて丁寧な愛…。狼人間の姿で私を優しく包んでくれたあの感覚が忘れられない…。私への想いはホンモノだった。だから私も受け入れた。
んまーとはいえさ…男性嫌悪はまだあるけど...
あなたなら信じられる。」
その言葉に、穣司の胸が熱くなった。
彼は恵梨奈のそばに座り彼女の右手を両手でそっと握った。
穣司
「あぁ…嬉しい…滅茶苦茶嬉しい…幸せだよ…
恵梨奈さん、改めて言わせて下さい。
俺、あなたが好きです。大好きです。
幼馴染の時からずっと…これからもずっと…
俺と…その…真剣交際をしてくださいっ!お願いします!」
彼らしいぎこちない告白だったが、その瞳には狼人間の時と同じ真っ直ぐな愛情が宿っていた。
恵梨奈は右手を握った穣司の手を左手で包み握り返した。
恵梨奈
「ありがとう。私で良ければお願いします。
ふふっバカね。こんな大事なこともっと早く言えばいいのに。小学生からずっと想っていたなんて…
ねぇ…もしかして…女性と夜過ごしたのって…私が初めてだった?」
穣司
「…。うん」
恵梨奈
「そっか…ふふっ」
穣司
「正直、学生時代から今まで恵梨奈さん以外の女性に全然興味なくて…恋愛しようとも思わなかった…」
恵梨奈
「えっ、嘘でしょ!
中高バスケ部で良い出会いは無かったの?
バスケ部の女子でも同級生でも良い子はいたでしょ?」
穣司
「…。うーん…。」
恵梨奈
「まったく…私よりも良い女性なんて今まで沢山いたでしょうに。」
穣司
「女子部員?同級生?あ〜確かに良い子たちだったけど…
もうあまり覚えてない…。だって…あっ!」
ふと、異変に気づく穣司。
彼は狼人間になった際に服と靴が破け上半身裸の状態、ズボンはボロボロ、パンツ1枚しか穿いてない状態だったのだ…。
穣司
「げっ…やべっ…。着替えと替えの靴なんて…持ってきてないし…
買いに行かないと!って買い物行く用の服と靴が無い…。
あっ恵梨奈さん…大きめの服と靴ってある…?」
恵梨奈
「いや有るわけないでしょ。私一人暮らしだし。
10時過ぎか…いまから穣司の服を何個か買ってくるよ。あとは靴か…足のサイズはいくつ?」
穣司
「28.5だよ。あっこのお金使って。
お釣りはいらないよ。迷惑料込み…」
恵梨奈に20000円を渡す穣司。
恵梨奈
「ふふっ…何言ってんの、お釣りは返すよ。
朝ごはん作ってあるから、ゆっくり食べたら?
あとお風呂もわかしておくね。
…。
あのさ…どうでもいい事聞くようだけど…
狼人間になっても下着だけは破けないんだね。」
穣司
「…。たしかに…。俺も何でかわからない。
パンツは超伸縮性だから破けないのかも…」
恵梨奈
「いや、そこまで聞いてないからっ」
2人
「ぷっ あはははははっ」
恵梨奈
「あははっ、私ったら何聞いてんだか…
まぁ…ゆっくりしてて。」
穣司
「ありがとう…
(手作りの朝ごはんなんて何年ぶりだろう…凄い嬉しい)」
恵梨奈
「じゃあ行ってくるね。」
穣司
「いってらっしゃい。 さて…頂きます。」
朝食を食べる穣司。
穣司
「おいしい…うぅっ…」
食べ進めるうちに彼は次第に大粒の涙を浮かべながら食べていた。
穣司
「おいしい… ぐすっ…ふぅ〜 うぅっ…
大好きな恵梨奈が作ってくれた朝ごはん…
おいしすぎる…
父ちゃん、母ちゃん… ぐすっ 俺…今…ぐすっ」
穣司はひとしきり号泣しながらゆっくりと朝食を完食した。
皿洗いした後に、恵梨奈が準備したお風呂に入った。
穣司
「はぁ〜爽快…俺の家シャワーしかないから久々のお風呂最高だ〜」
お風呂でゆっくりしていると恵梨奈が帰宅する。
恵梨奈
「ただいま〜 あっお風呂か、着替え置いておくよ。」
穣司
「おかえり〜、ありがとう。」
恵梨奈
「…。ねぇ穣司…私も一緒に入る。」
服を脱ぎ始める恵梨奈。
穣司
「えっ…恵梨奈さん!?」
恵梨奈
「嫌なの?」
穣司
「いや、あのっ、その…嫌じゃないけど…えーっと…
(やばい、何だこの展開っ!)」
お風呂に入ってきた恵梨奈の姿を見て明らかに動揺と困惑しまくる穣司。
昨夜狼人間の姿だった彼は、彼女をしっかり見つめながら抱いたはずなのに、その一糸纏わない姿を見てつい目をそらしてしまう。
恥ずかしがっている穣司のしぐさを見た恵梨奈は何も言わずシャワーを浴びて一通り体を洗う。手で目を隠す穣司。
穣司
「っ…。
(昨日は薄暗い中で抱いたから気にならなかったけど…
恵梨奈さん、すげぇ良いカラダしてる…
水泳やってたんだっけ…バストもそれなりに大っき…
ってバカか俺!…
想像以上に凄い女性抱いた?…俺が?
おっ…俺なんかが…?ああどうしよう…どうしよう…
目あわせられない…見ること出来ないっ!)」
恵梨奈
「…。(まったく、昨日の威勢は何処いったの。)」
恵梨奈は湯船につかる穣司と同じ場所に入ろうとして彼は慌てる。
穣司
「あっ!狭いよね?出ようか…俺っ。」
恵梨奈
「ううん、そこにいて欲しい。」
穣司の手をとる恵梨奈、穣司は再び湯船に入る。
恵梨奈は穣司の筋肉質な体にもたれかかる。
穣司は恵梨奈が転ばないように咄嗟に後ろから手を添え恵梨奈の体を支える。
ただ穣司は心拍数が上がり、明らかに緊張してる。
これ以上刺激されたらまた狼人間になってしまいそう…
そんな緊張が穣司に走る。
恵梨奈は体の向きを変え穣司を抱きしめる。
穣司
「えっ…!?ちょっ…ねぇ…どうしたの恵梨奈さん?」
湯船で寄り添う中、穣司を強く抱きしめ体を震わせる恵梨奈。
恵梨奈
「ふぅ…穣司には話しておくね。
私の過去…ホントは思い出したくない…
でも…あなたには話したい。こんな時じゃないと話せないと思って…」
穣司
「うん…聞くよ。ゆっくりで良いよ…。
(しっかり聞けよっ、理性保てよ俺!
狼人間になるなよ俺!)」
恵梨奈
「私ね…。
高校の時……同級生に無理やり…汚されたの。」
涙声で告白した恵梨奈。
穣司
「!!!!!」
あまりの衝撃の内容だった。
体と声を震わせる彼女を見た穣司は思わずこう言ってしまう。
穣司
「…。恵梨奈さん…辛いなら無理に話さなくていいよ…。」
恵梨奈
「ありがとう…でも話したい。あなただから話すの。」
話を続ける恵梨奈。
壮絶な経験をした高校生時代の過去、留学、今に至るまで全てを恵梨奈から聞いた穣司。
恵梨奈が穣司を抱きしめながら話すその様子。やはりフラッシュバックもあったのか彼女の体はかなり震えていた。
穣司はさっきまでの照れや、緊張は一切なくなり、あまりにも壮絶な経験をした恵梨奈の話を聞き終えた時、穣司は涙を浮かべていた。
穣司
「うう…。辛すぎる…。ぐすっ…恵梨奈さん…。
話してくれてありがとう…。」
恵梨奈を強く抱きしめる穣司。
恵梨奈
「穣司…私より泣いてるじゃん…
ねぇ…こんな私…それでも愛してくれる?」
穣司
「当たり前だ!俺は恵梨奈さんを愛してる!
今までも、これからもずっと、ずっと大好きだから!」
恵梨奈
「っ!…。ありがとう…穣司。」
包容とキスをする2人。
穣司
「んっ…。
(あぁ…幸せだ…今までずっと片思いだったのに…
その願いが叶って大好きな恵梨奈さんとキスなんて夢みたい…柔らかい…恵梨奈さんの唇)
…。
これ以上入っていたらのぼせそう…
恵梨奈さん…人間の姿でも昨日みたいにゆっくり愛したい。良い?」
恵梨奈
「うん。」
お風呂からあがり、タオルで体を拭きそのままの姿で穣司は恵梨奈をお姫様抱っこで抱きかかえ静かにベッドに降ろす。
白昼、昨日と変わらず丁寧に時間をかけて恵梨奈を愛した穣司。
恵梨奈
「はぁ…穣司…あなた本当に…優しいね…優しすぎるよ。
昔から変わらない…」
穣司
「ふふっ。キミがそばにいてくれる…こんなに嬉しい事はないよ。」
囁き彼女の震える体を優しく抱く。
恵梨奈は、狼人間でも人間でも穣司は変わらないんだ…。
こんなに丁寧に愛してくれるんだ、と彼の愛を実感する。
じっくり時間をかけた甘い時間が終わり穣司は咄嗟に呟く。
穣司
「はぁ…幸せだ…。」
恵梨奈
「ふふっ…。私も…。」
恵梨奈は穣司の胸にもたれかかる。
恵梨奈
「人間の姿でも丁寧に愛してくれたね。どっちの姿でもあなたの抱き方は変わらないんだ。」
穣司
「いや…正しい抱き方なんて分からないんだ…
その…俺…実は一度も女性を抱いたことなくて…
だって恋愛してこなかったし…」
穣司、まさかのカミングアウト。
確かに今まで交際人数0人なら当たり前と言えば当たり前だが。
恵梨奈は目を丸くした。
恵梨奈
「へえ、私以外を知るつもり?」
穣司
「それは絶対しない!俺は恵梨奈さんしか愛さない!
大好きな恵梨奈さんを!絶対に悲しませない!」
恵梨奈
「もう…くすぐったいな…ありがとう穣司…」
狼人間でも人間の姿でもしっかり優しく愛する穣司の想いが恵梨奈の心を少しずつ癒していく。
穣司はずっと想っていた大好きな人と結ばれて幸せを深くかみしめた。
恵梨奈
「このまま時間が止まってくれたらな…」
穣司
「恵梨奈さん…」
明日から職場では上司と部下の関係に戻る恵梨奈と穣司。
ただ休みが会えば一緒に過ごす約束をした2人。
恵梨奈
「休みの時はあんまり外出しないんだ。でも穣司となら色々な場所行きたい。」
穣司
「うん俺も行きたい。俺はまだ東京に住んで3年くらいかな…この辺りの公園や施設は何があるんだろ。
俺もまだ知らないこと多いな…。
これから沢山色々な場所、一緒に行こう。
じゃあまた明日。」
恵梨奈
「うん。ばいばい。」
夕方、穣司は駅で恵梨奈とわかれ帰宅する。
恵梨奈と仲を深めた穣司は電車で帰宅途中、自身の過去を話そうか迷っていた。
穣司
「…。あの話、いずれは恵梨奈さんにも話すべきだよな…
でも怖い…どうしよう…」
彼の過去は彼女と同じくらい壮絶な過去があった。
続く
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