第3話 学校
「あれは…」
あの丸屋根…体育館!てことは…学校だぁ!
「ごっ飯♪ごっ飯♪」
ウキウキしながら学校に向かう。
『ジャラ…』
「チェーンがかかってる…」
まあ…これくらいは想定済み…
「くらえチェーンめ!」
バイクの横にシャベルと一緒に付けてあるチェーンカッター?ボルトクリッパー?を取る
『ギャキン!』
「ふふふ…苦戦したがこれでバイクも入れられる…」
前に食料を探して入ったホー◯ックから持ってきてよかった。
「ふん…!」
校門を開k…開け…開かない!
「…」
今気づいた。下にもう一個チェーン付いてる。
防犯意識が高い学校め。
『ギャキン!』
『ガララララ』
よし、暫し時間を無駄にしたが開けられた。
「う~む…どうしたものか」
備蓄倉庫はどこだろう。
「探すかな…あ」
あったよ、普通にあったよ。
ちょっと歩いたら普通にあったよ。
「まあ…あったんだしいいか」
見つけたなら話は早い…さっそくぶっ壊すか!
「おりゃあぁあ!ご飯!」
ハンマーで思いっきりシャッターを叩く
『ガギャン!バゴン!』
「はぁ…はぁ…これで鍵は壊れたはず…」
やっば〜☆バッコバコ☆なんでだろ〜?
「って、今更乙女ぶっても意味ないか」
まあ…そんなことは関係ない。今はこの食料が大切だし。
「よし、水もご飯もあるな。期限も…結構ある。」
いや良かったよ。
もう食料が半分くらい減ってたからね。
そんなこんなでバイクを倉庫の前まで持ってくる。
「この箱は…空か」
ただいま牽引車の中身の取捨選択をして、空箱やもう無くなりそうな箱を出してます。
「この箱のクラッカーをこのアルファ米の箱に移して…」
よし、ぴったり満タン。
なんかぴったりって嬉しいよね。
「よいしょ」
クラッカーにアルファ米に水にレトルトに…
やっぱ備蓄倉庫は最高だね!
「おっ、カセットボンベ」
よく見るやつと…なんでコー◯マンのやつがあるんだ?まあ、ありがたいけど。
というわけで食料と水とガスと…必要な物を牽引車に乗っける。
「毛布と救急箱も貰ってくか」
何気に大切だしね!
「よ〜し!全部乗っけて整理したし、出発する…か…あれ?」
もう夕方?早ない?
「生憎ここは学校だし、ここで野宿するか〜」
ご飯もたんまりあるしね!
「そうと決まりゃあ!カレー食べるか!」
備蓄倉庫のアルファ米とレトルトカレーを持ってきてと…さっそく調理するか!
「まあ…お湯沸かすだけだけどね」
キャンプで使うようなカセットコンロに水を入れたカップを乗っけて…
「よーし!待つ!」
〜 〜 〜
「待った!」
そろそろいいだろう
駄目だとしても食べるけど
「アルファ米にお湯入れて…残った水でカレーあっためるか」
また待つのか…まあ…温かいご飯が食べられるんだし
〜 〜 〜
「また待った!」
また待ったよ
「やっと食べれる〜」
カレーライス…絶対にうまいと相場が決まっている
まあ…温かいってのもあるだろうけど
「いっただーきまーす!」
そう言ってカレーライスを一口頬張る
「ん〜!久々のあったかいご飯!おいひ〜!」
やっぱり温かいってのはいいもんだ。
うまうま
「はぁ…美味しかった」
余韻に浸っているといつの間にか星が見えてきた。
「お〜!きれ〜!」
ピカピカしててキレイだな〜
金平糖みたいで…じゅる…
「はっ!いけないいけない」
また食べ物のことになってしまった。
てか、お腹いっぱいになったから…
「ふああぁ…」
大あくびをかいてしまった。
キャー☆恥ずかしー☆
はぁ…何やってんだろ私
え?切り替えが早い?よく言われるー☆
「んじゃ、おやすみ〜」
今日は結構身体を使ったからか、すぐに寝てしまった。
え?何で寝たのかって?
んー…寝袋ってことにしといて!
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