犯人は現場に戻る

州壬 出

架空小説書き出し

空を自由に舞うアドバルーンに街ゆく人が皆、

足を止め、目を奪われている。

僕は今、つい先ほど飛んだばかりのバイト先に向かって走っている。

当日のみの単発バイトなので、特に引け目も感じていない。それでも向かうのは、

「 みんなが同時に空を見上げる時は、何かが散る時だけなんだよ。みんなが思っているより切ないものなんだ。」

と一緒に応募した時に、大学の友人が放った言葉に、浮き足立ったからだ。

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犯人は現場に戻る 州壬 出 @Deru_Shuujin

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