相撲にジャニーズ、言葉狩り、マスコミに「愛」などない
さっき「フェティッシュな~」でツイート考古学2011の記事を書いた際、こんなつぶやきも目に入った。
2011年11月7日
鳴戸さん、亡くなったのか。こんな言い方をしたくないけど、殺したのは、世間の良識ってヤツを代弁することを正義だと勘違いしてるマスコミなのかもしれない。もうこれ以上、相撲の世界をいじるのはやめてほしい。頼む。
少し前に「相撲愛を感じさせるメディアが減った」と言ったけど、要するに「愛」とは個性を認め、入れ込むこと。相撲という世界の個性を否定するだけなら、なるべく首を突っ込んでほしくない。
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鳴門とは、元横綱・隆の里の鳴門親方のことだ。
病気による急死だが、当時、部屋での暴行疑惑などが週刊誌に書かれ、相撲協会の対応が注目されていた。
そのストレスも体調に影響したのではと感じ、このようなつぶやきをした。
相撲に限らず、ジャニーズとか、松本人志とか、個性的な世界観ゆえに魅力的で、高い人気を持つジャンルや集団、人物を叩く連中に「愛」はない。
愛とは「個性」への思い入れだからだ。
ちなみに「相撲愛を感じさせるメディアが減った」というのは、以下のツイートで指摘したことだった。
2011年10月28日
「はなまるマーケット」の琴奨菊は、トーク内容はもとより、稽古風景やちゃんこの紹介もあって、なかなかの充実ぶり。薬丸に元関取のイトコがいるせいか、全体的に相撲愛が感じられて、よかった。最近、相撲愛を感じさせるメディア、減ってる気がするし。
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薬丸裕英が元ジャニーズであるのも、偶然ではないだろう。
ジャニーズアイドルとは、ジャニー喜多川という稀有な「個性」が見いだし、花開かせたものだからだ。
それはさておき、この時期にはFFさんとの会話のなかでこんなつぶやきもしていた。
2011年11月8日
言語に限らず、少数派が多数派に合わせ始めると、その文化がどんどん衰退するんですよ。フランスのように、こだわれるところはなるべくこだわったほうがいいかと。まぁ、こだわらないのも、日本ならではの「文化」なんですが(苦笑)
フランスでも、外来語の氾濫を嘆く声はあるようなので、文化を守るスタンスが、攻撃的か否かという違いかもしれません。その違いが大だともいえますが。相撲の場合は、伝統で外人をねじ伏せきれなかったということでしょう。
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ここで「外人」という言葉を使ったことに相手から懸念が示されたため、こんな返しをした。
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ご指摘、ありがとうございます。おっしゃる通り、考えがあってのことなので、僕個人としては大丈夫なんですけどね。リアルの執筆では使わない(使えない)ですし。大丈夫じゃなくなったら、また考えるだけのことです。
いえいえ、お気遣い、素晴らしいですよ。ただ、物書きとして、言葉狩りとはなるべく戦いたいと考えてるので。それくらい、リアルは不自由なんです。ネットでも、自由には危険がつきまとうことを覚悟しつつ、自己責任で戦うつもりです。
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言葉狩りもまた、ひとつひとつの言葉が持つ「個性」の否定だ。
それこそ、女優を俳優に言い換えるなどという愚行は、女優という言葉、ひいては女優というそのものへの愛があったらできないだろう。
相撲やジャニーズを叩き、言葉狩りができてしまう時点で、マスコミに「愛」などないことはもっと広く認知されてほしい。
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