夜はクローゼットから服を漁る。何を着ていこう、どんなメイクがいいかな。なんの歌を歌おう、どうしたら心人君に振り向いてもらえるかな。なにより、あんなふうに誘われるなんて。「デートじゃん!」声に出して、ベッドに飛び乗る。足をジタバタさせて、嬉しさにはしゃぎまわる。↑第一話のここが、大好きです。ほんの数行なのに、乙女の恋心大爆発!理性も恥ずかしさも忘れてジタバタしちゃう……こんな恋がしたかった!
短いながらも人物たちの若々しさある描写や青い春が描かれていて、懐かしく素直な気持ちで読むことができる短編だなと感じておりますっ。色んな意味で成長できる、そんな作品だなと感じますっ。