亀(?)を助けたら竜姫さまの溺愛が待っていました。拉致らないでください竜姫さま (浦島太郎)
「はぁ……」
俺はしがない漁師の浦島太郎。今日も不漁が続き、生活は困窮しつつあった。
くそ、何だって俺はこんな目に……。両親が離縁し家から追い出されて、ようやく始めた漁業も不漁続きで…神様、俺が何をしたのさ?
「やーいやーい!ノロマ!どんくさブス!」
ん?子供の声……?誰かをいじめているのか?とりあえず声をかけてみよう。
「君たち、他人をいじめてはいけないよ」
「げっ、浦島の兄ちゃんじゃん」
「だって、こいつがどんくさいから……」
子供たちの指さす方へ視線をむけると、倒れ伏す女性の姿があった。ふくよかな体で、よく見ると足を怪我していた。
「あの、大丈夫ですか?」
「はい、すみません……」
ほっと胸を撫でおろす。
「助けてくださりありがとうございました!では、私はこれで!」
と、女性は海の方へ走っていった。
数日後。
「ごめんくださーい」
こんなあばら家に何の用だ?しかも女性の声のようだが……誰だろう?
怪しい者の可能性もある。俺はとりあえず扉は開けずに応対する。
「はい、浦島ですが……」
「ああ、貴方が!先日はうちの侍女を助けてくださりありがとうございました!」
明るい声でお礼を言われ、危険はないだろうと判断した俺は扉を開け、言葉を失った。
「お初にお目にかかります。竜神が娘、
そこにいたのは絶世の美女と言っても差し支えないほどの美しい女性だった。
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