拾壱段目

囲われた蝶番止めは


硝子や砂利を忘れちまって


息をして居られるけれど


麻痺ってば易くて刻みなれば


薄い口病まない為にも精進、詰責棄てて


俯瞰へ法話したやれ宥めよやれ賺しよと


討たれ煎りたての微温湯を錫ると


豹が沸沸鼻を鳴らす


濁した上戸を隣に於いて抜かすと


ほら可笑しいよそりゃ可笑しいよ

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